カワセミ撮影奮闘記

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2021/01/10 薬師池公園

2021年最初の3連休。2日前に新型コロナの緊急事態宣言が出た。東京地方は最高気温7度であったが快晴で比較的風も少なく過ごしやすい。秋田や新潟などの日本海側は大雪という。いつものカワセミ撮影ポイントのモミジの枝にカワセミがいた。休日とあってこの時期としては来園者が多く、スマホでもカワセミの写真がよく撮れるため、人だまりが出来ていた。


気温が低く空気が乾燥しておりシジュウカラも水を飲みに来た。

2021/01/21 薬師池公園

朝方気温が零下1.5度になったが午後から10度になり比較的風もなく体感温度がもっと高く感じた。 薬師池ではいつものメスのカワセミが久々のあたたかな日差しにつられてか何度か水浴びをしていた。

そのあと近くのモミジの枝に留まり羽を乾かしている様子。

午後の日差しに池の水面がキラキラと反射しており、カワセミの背景に取り込めるように回り込み姿勢を低くして撮ってみた。

f/6.3,1/250秒,ISO-1000,+1.7,400mm


(2021/01/16 蓮田)

(2021/01/16 蓮田)

(2021/01/25)

2021/02/24 薬師池公園

最高気温が20度を超えたかと思うと翌日は10度に満たない日が繰り返されるが、日差しは確実に春到来を思わせる。この日は鶴見川を上流方面に向かい町田市で標高が最も高い七国山(128.5m)を途中まで登って薬師池に降りた。 途中鶴見川ではカワセミを三度見かけたが、カメラを向けた途端に飛び去った。このところカワセミ以外の野鳥にも感心を持ち、常連の野鳥がいることに気が付いた。


カワセミ(鶴見川)

セグロセキレイ(鶴見川)

モズ つがい(薬師池公園)

モズ(オス・薬師池公園)

モズ(メス・薬師池公園)

ジョウビタキ(オス・薬師池公園)

ルリビタキ(オス・薬師池公園)

エナガ(薬師池公園)

2021/03/08 薬師池公園

東京はすっかり春らしくなり早咲きの桜と梅が同時に見頃を迎えた。私が生まれ育った秋田の仙北地方はまだ雪深く春には遠いと思いながらせいぜい600kmしか離れていないのにこんなにも違うものかと常々思う。 逆に梅雨時からは東京は熱帯地方より熱いといわれるのでおあいこかなとも思う。温暖化が進み東北が住みやすくなるのかもしれない。

薬師池公園の蓮田はここ数年大賀ハスの生育がよくなく造園業者が2月頃に胸まで浸かって蓮根を掘り出していた。古い根などを取り除いているらしい。 その後しばらく乾燥のためか水を抜いている。そのせいでカワセミは蓮田の上にある小さな池でよく見かけるようになった。薬師池公園のカワセミは人に慣れていて5メートルの距離まで近寄れてスマホなどでも よい写真が撮れる。当然望遠レンズでは大写しのカワセミが撮れる。

今回は明るい場所にカワセミが移動したのでシャッタースピードを1/2500秒まで上げられた。


熱海寒桜とコブシ

トサミズキ




2021/04/07 薬師池公園

桜が満開になってあっという間に散ってしまった。新年度になって東京は八重桜の出番となった。 4月に入って少し遠回りをして町田ぼたん園に立ち寄っている。ぼたん園の有料開園は4月15日からだが、ここ数年その前の2週間ほどは桜やシャクナゲが綺麗に咲いているのに気が付いた。

この時期カワセミの求愛行為という給餌や交尾の写真がよくネットに出回るが、チャンスがあれば撮りたいとは思うが、ありふれていて写真としての魅力は何だろうかと思う。

薬師池では池に垂れ下がる桜やモミジがあざやかな新緑色となっている。


鶴見川から七国山への途中の竹やぶ。

町田ぼたん園の菊桜。一つの花に花びらが300枚以上つく。

薬師池ではカイツブリの雛が4羽孵り、さかんに餌をねだっていた。

池の枝から水に飛び込んで体を洗っていた。

池で体を洗ってこの枝で乾かすのがルーティンのようだ。

2021/04/27 薬師池公園

新型コロナの感染が広がり東京は2日前から緊急事態宣言が発令された。例年であれば鎌倉や新宿御苑などに出かけている頃だが専ら薬師池公園に足を運んでいる。

数年前の冬薬師池公園の木の枝に付いていた名札に「ハンカチの木・ミズキ科」と書かれていたのを見つけた。 新緑の頃は風も強くすぐに白い花が傷んでしまうが今日はまだ白いままの花が見られた。思った通り2枚の白い花ビラのようなものは葉が変形した苞であるという。

帰りに蓮田で5人ほどのカメラマンがカワセミを撮っていたので参加。


ハンカチの木・ミズキ科

蓮田にて

この時期は藤も見頃

イチハツ

2021/06/12 薬師池公園

緊急事態宣言発令中の東京はオリンピックが間近に迫ってきた。政府、IOC、東京都などはもう開催するしかないと腹を決めているようだ。どのような形態にするかはまだ一般には分からない。

2年ぶりに静かに開催された薬師池公園「しょうぶあじさい祭り」も花しょうぶの見頃は過ぎたがアジサイはまだ見れる。

今年孵った2羽の幼鳥が親鳥に餌をねだっていた。


(マクロレンズ)

カワセミの親子、魚をねだっている

僕にもちょうだい

2021/07/10 薬師池公園

前回の晴れはいつだったか思い出せないほど久々の朝からの青空に誘われて大賀ハスの撮影。

ここ数年大賀ハスが育ちがよくなかったが今年はこの時期としては数十本の蕾が蓮田から一斉に立ち上がっている。見頃は来週中頃と予想。

汗でメガネが曇りすでに30度近い。多くの人出にカワセミもびっくりしている様子で9時前には咲いていたハスの花も10時半過ぎには閉じており薬師池を回って帰宅した。


3D動画「薬師池公園・2021年初夏」

今年興味を持った3Dプログラミングでここまでの大賀ハスとカワセミの写真を動かしてみた。

少々技術的になるが音楽を分解(FFT)して各球体を動かしており、バラバラのようだが全体として音楽にあった動きを表現したつもり。

  3D写真スライド「薬師池公園2021初夏」

2021/07/14~31・薬師池公園

ここ数年花数の少なかった薬師池公園の大賀ハスが今年は回復し、蓮田をテリトリーにしているカワセミのオスが頻繁に巣と蓮田を行き来するようになった。

最近ではカワセミは珍しい野鳥ではなくなったが、人なれしたカワセミを近くで撮れるのと大賀ハスとのコラボを狙って、遠く埼玉県や神奈川県からもカメラマンが来ており、毎日新聞サイトによると7月17日の土曜日は午前6時には北駐車場が満車になったという。


7月17日(土)11時

7月14日

雨雲が通過し木下で雨宿り

7月31日

プルービー(ナミルリモンハナバチ・波瑠璃紋花蜂)

2021/08/08~11・薬師池公園

コロナ渦の夏、何度も緊急事態宣言が発令されたことから専ら薬師池公園に通った。ハスの花に留まっているカワセミを狙って果たせなかったが 蓮田に現れるカワセミの毅然とした態度に魅せられ、雛に与えるためと思われる餌取りの様子に感心させられた。


花には留まってくれない

今年のハスも終盤

2021/09/24・薬師池公園

残暑厳しいなか確実に秋の気配のする薬師池。西日を受けてカワセミは何を想う。


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