2023年1月6日から1月19日の間は小寒。1月10日は前日より最高気温が4度下がって北風の吹く寒い一日となった。
前日は町田市民囲碁大会があり、9時前から18時まで外出したので翌日は一日在宅で過ごすつもりだったが、朝起きて真っ青な青空に誘われて薬師池公園まで往復約1万歩の写真散歩をして来た。
人間には寒くても野鳥は元気た゛。親からもらった羽毛に守られて活発に行動している。薬師池公園の蓮田上池でカワセミが獲物を捕まえて飲み込んでいた。
真っ青に晴れて風が強く早春賦の「春は名のみの風の寒さや」がピッタリの気候。
早春賦(芹洋子)
公園までの道のりマスクを外すと顔が寒い。すっかりマスクに慣れてしまった。コロナ禍が3年目に入り中学校などではクラスメートの顔もよく見ないで卒業かと話題になっているようだ。
薬師池公園の梅林がちらほらと紅白の花を見せる。ひだまりに色鮮やかな福寿草。アジサイ苑で今年はこの付近でメスは何度か見かけたがこの冬初めてのルリビタキ(オス)がいた。ルリビタキは比較的動かないので撮りやすい。
恩田川のソメイヨシノが10日程前に満開になり、3月最後の日、散り始めを狙った。町田市成瀬を流れる恩田川の両岸には2キロに渡り400本のソメイヨシノが川面に垂れ下がる。尽きることのない無数の白い花びらが川面を連なって流れ下る様は十分シャッターチャンスとなる。
予想していたより花はまだ枝に残っており、散って葉桜の枝もあったがまだピンク色のつぼみも見える。午前中はほぼ無風で散る花びらは思ったより少なかったが、昼頃から風が出てきて花筏が濃くなってきた。
毎年、水面近くにカワセミの姿を見かけるが桜の枝には留まってくれなかった。今年は気長に待つつもりでいると最初は枯れ枝に留まって、川下に飛んで行ったのを追いかけると、川面に垂れ下がった桜の枝に留まったカワセミがいた。
春風に誘われて歩きながらやや遠くの雑木林に目をやると、大きな木の上の方に咲く花に気が付く。
薬師池を囲む雑木林の中腹にキンランやエビネがちらほら見える。道路向かいの町田エビネ園には、開園以前からエビネが自生していたと聞く。ここのエビネも自然のものかと思う。
カワセミの子育ての様子はここ数年薬師池では見かけなくなったが、2023年春から初夏にかけてカイツブリとカルガモの新しい命が誕生した。
この年孵ったカルガモの雛のうち3羽が黄色い。珍しかったので調べると、父親はマガモらしい。カルガモのメスとマガモのオスの間に生まれた雛は黄色いらしい。マガモとカルガモは種としては近いので自然界には時々こういうことがあるという。通称マルガモと呼ぶらしいが繁殖力は強くないらしい。
我が家にはギンモクセイの35年の木が、向かいの庭にはキンモクセイがあって、この時期一日中香りが漂う。
鶴見川沿いを上流方向へ行くと土手にも黄色いキンモクセイが数多く咲いている。 薬師池公園の芝生広場にもキンモクセイが咲いていてなんとか池の太鼓橋と絡めて写真を撮ろうと毎年思っている。
公園内随所にライトアップのライトが設置されておりライトアップが近いのかとおもったが11月15日からのようだ。随分早くから準備するものだと思った。太鼓橋近くの池の中にも水中用のLEDライトらしきものもあった。後で分かったが水中から霧を発生させる装置だった。
薬師池の石垣の陰にカワセミがいた。
この時期24節気では霜降(そうこう)とのこと。朝晩めっきり気温が低くなったがそれでも最低気温はほぼ二けたである。 まだ紅葉までは時間が必要。今年は夏の記録的猛暑のせいで米どころでは新米の出来がよくないらしい。個人的には近年売り出された地本の秋田産「サキホコレ」がおいしいと思う。
鶴見川を薬師池公園までのいつもの写真コース。鶴見川にカワセミがいて、何度か川下へ飛んで行ったとおもったら上流方向へと繰り返していた。複数のカワセミが縄張り争いをしているようだ。
薬師池公園にもカワセミがいた。最近石垣でよく見かける。