カワセミの写真を撮っていると木の枝などに留まっている姿だけでは物足りなくなり、空中に飛んでいる姿や水面に飛び込む姿など撮りたくなるが、最も惹かれるのは木の枝に留まって精悍な顔立ちでこちらを見ている姿である。「あなたは何をしているのか」と問われているようだ。
2020年1月も残り1日となってここ両日3月頃の暖かい日が続いた。また平年の気温に戻るらしいが、薬師池公園の蝋梅、福寿草や早咲きの紅梅も咲き始めた。
ルリビタキの写真を撮って帰りに薬師池のモミジに留まっていたカワセミがいた。飛び立った後を少し追ったら突然目の前3メートル程の小枝に留まってくれた。 一瞬視線があったので咄嗟にシャッターを切った。これほど近くで撮れたのは何年振りだろうか。
2020年2月の立春後の薬師池。
2020年7月30日この年はいまだに梅雨明けになっていない。蓮田の大賀ハスも花数が少ない。
2020年9月30日秋の訪れを告げる彼岸花の見頃が終わるころ。
11月7日の立冬は過ぎたが紅葉はこれから。
朝晩めっきり寒くなった頃。今年の薬師池の紅葉も終わりかけモミジも地面に散って最後の鮮やかさを保っている。
散りモミジをターゲットの撮影の帰りカワセミ撮影スポットに20人程のカメラマンがいたので一緒にカワセミを待った。
最近は、紅葉狙いでついでにカワセミをとることが多かったが、紅葉も終わりとなり、この日はカワセミ狙いで300ミリの望遠レンズを持参した。
いつもの撮影ポイントに20数人ほどのカメラマンが三脚を立てて待機していた。園内放送ではさかんに三脚を立てて他の来園者の邪魔にならないように、とか植え込みに入らないようになどとカメラマンを悪者扱いにしている。自分は最近は三脚を持っていかないが、大砲のような超望遠レンズを使う場合は三脚が必要。普通の来園者の立場からすればカメラマンのマナーの悪さが目立つような気がするが、カメラマンの立場からすれば出来るだけ良い写真を撮りたい気持ちも理解できる。
この日は「ここをどうぞ」と撮り終わると見やすい場所を譲る人や、「初めてカワセミを撮ったうれしい」などとの声が聞こえるとこちらもなんとはなく気持ちが和む。
2020年は残り20日余りとなった。この日は気温が低かったが午後から少し晴れ間もあった。 まだ場所によっては濃い赤色のモミジが少し枝に残っていた。
一通り紅葉を写真に撮ったあと望遠レンズに変えてカワセミを待った。
2020年12月30日、この日は午前中久々の雨であった。空気が乾燥していて気温が低いが恵の雨となった。
天気予報通り正午あたりから晴れ上がった。母校のラグビーを見てから薬師池公園に出かけた。
さっそく数人のカメラマンが葉が散り落ちたモミジの枝に留まっているカワセミにレンズを向けていた。
妻など女性にカワセミが枝に留まっている写真を見せると一様に「可愛い」という。同感だが、飛んでいる姿も空気力学に適応しており美しいと思う。いまだに飛行機のデザインは鳥からヒントを得ているという。
先日、西洋人の女性にカワセミの写真をみせたら「Oh! Kingfisher pretty!」といっていた。
2020年の大晦日。
前日午後から日本は寒波に見舞われ典型的な冬型の気候となった。日本海側は大雪、太平洋側は晴天の低温で写真を撮るには良い条件となった。薬師池は エメラルドグリーンになり、太陽光を水面に受けて輝いていた。以前から緑色はあったが、この日は太陽光が強く空気も澄んでいたのでよりクリーンに見えた。
カワセミも逆光が撮れた。