コロナ禍での月例会

コロナ禍での月例会

2020/07/25

コロナ禍で我が囲碁部も何十年も続いていた月例会が今年は3月から5月まで中止し、6月から再会した。

市ヶ谷の日本棋院3階の貸室に19名が参加し、通常であれば30名ほどが参加しA,B,Cの三組だがこの日は二組に分かれて朝10時から5局を戦い各組スイス方式で1位から3位までの順位を決める。

年間の成績によって囲碁部内での昇段・降段があり昇段は規定の成績で行われるが、降段は規定が緩やかなため次第に段位がインフレになるが愛好家の集まりである以上やむを得ない。

人は必要なことだけで生きているわけでなく、囲碁の集まりも不要不急とはいえ愛好家にとってはきわめて大事なこと。このままコロナが収束するまでの休会には耐えられない。

コロナ禍の囲碁会はどうあるべきか参加者は不安に思いながらも囲碁が好きでたまらない人が多く、日頃の精進の結果を試したくてウズウズしている。

小田急線と新宿から中央線に乗り換え50分ほどの乗車時間でどうしても電車の中は密にならざるを得ない。 東京で感染者の特に多い世田谷区と新宿区を通るのでコロナウィルスの保菌者が電車内にもいるかもしれないと思いながら乗車した。どうせ見た目では誰が保菌者かは分からなくても他人の姿が気になるが、ほとんどスマホを見ている。

週末の土曜日ではあったが日本の囲碁総本山日本棋院も閑散としておりこころなしか照明も暗く感じたが、先月より入館者は多いように思った。対局室は碁盤が緑色のゴム製で、上に段ボール枠の透明な仕切りがあって 椅子も密にならないように離している。対局室のエレベーターホールやトイレにも消毒薬が備え付けられており対局の合間にも手洗いを薦めている。全員マスク着用が義務づけられている。

東京の感染者が連日300人前後となって、次第に病院も切迫しているらしい。このまま推移すると東京も一日の感染者が3千人以上となりニューヨークやミラノのような 状況に陥るという専門家や、ノーベル賞の山中教授も死者10万人ともいう。

幹事が閉会で「来月の開催は状況によってはできるかどうかわからない............」といっていた。

榧の碁盤には消毒液を吹き付けられないのでゴム製碁盤。慣れると使いやすい

時折段ボールの仕切り板に触れて倒す場面も。


囲碁日記 :   |