同窓会の写真同好会の会合で三平さんから1月末に 静岡県の薩た峠夜景撮影の誘いがあり、日和をうかがっていた。
最初に薩た峠に来た2016年3月には、日中三保の松原なども回った。 2016/03/25 薩た峠・三保海岸・日本平からの富士山
今回は日没後の富士山がまだ見える時間が狙い。17時前、新東名高速を降り興津方向から細い峠道を登ると、8台ほどの駐車場に2台分の空きがあった。東京地方は北からの冷たい風が吹いていたが、静岡県は弱風。それでも17時を過ぎると手袋が手放せない。 階段を下って10メートルほど遊歩道を行くと撮影スポットがあり展望台の下の歩道に5人ほどが三脚を立てていた。木製の展望台は壊れており立ち入り禁止の看板。歩道から2メートルほど下にも数人が立てるスペースがありこちらもすでに団体らしい数人が構えていた。
遊歩道の後方だと雑木が邪魔をして眼下が見えにくい。前の人が「ここいいですよ」と自分の前の1メートルほどの空きスペースに割り込ませてくれた。
この場所は、薩た山が鋭く駿河湾に突き出す地形になっており、崖下には東名高速と東海道本線が薩た山のトンネル出口、国道一号線が海岸べりと並行しており、駿河湾の右奥には沼津港、上空には富士山がそびえ立つ、なんとも欲張った眺望の場所である。
江戸時代には東海道の難所とされており歌川広重の東海道五十三次では「由比」として描かれている。
なを、薩た峠の漢字表記の「た」の漢字が出ないフォントもあることからここでは「薩た峠」とした。
帰りに田子の浦港まで足を延ばし港からの夜景を撮った。
薩た峠 17:09 (f/4.5 1/80秒 ISO-500 0)
17:30 (f/5.6 1/50秒 ISO-6400 -1)
17:39 (f/4.5 1秒 ISO-200 30秒 livecomp)
歌川広重「東海道五十三次・由比」
17:00
富士山の静岡側はこの時期としては雪が少ない。
f/4.5 1秒 ISO-200 30秒(livecomp)
f/4.5 1/80秒 ISO-6400 -1.3
f/6.3 1秒 ISO-200 30秒 (livecomp)
f/4 6秒 ISO-6400 +0.3
田子の浦港より。日中は背景に富士山が見える
田子の浦港