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薩埵峠・三保海岸・日本平からの富士山

2016/03/25

歌川広重「東海道五十三次・由井」



今年の冬は富士山の写真に挑戦してみた。花が少ない時期は東京では雪も降らないし被写体となるものが少ない。 高校同窓会の三平さんがで薩埵(さった)峠からの富士山の写真を撮りに行くというので便乗させてもらった。

富士山写真ポイントとして名高い静岡県清水市の薩埵峠は、歌川広重「東海道五十三次・由井」で知られている。 由比宿は由井、油尹、湯居と書かれていたが後に由比と統一された。薩埵は仏教から来ている言葉で菩提薩埵(ぼだいさつた=悟りを求めている者という意味)に由来。

清水市興津地区と由比地区は山が海へ突き出す地形のため東海道の難所だったことから薩埵峠は山側の迂回路だった。

実際行ってみると車一台がやっと通れるぐらいの細い路があり、案内板が無ければ路に迷ったのではないかと思ってしまいそう。撮影ポイントには10数台は止まれる駐車場がありトイレもある。

駐車場から少し下がると展望台があり、眼下に東海道線の線路、国道一号線、東名高速が見え駿河湾のかなたに富士山を臨む。時期的には真冬の澄み切った空気とは違って水蒸気を含んだ空気のため、富士山は僅かに霞がかっていた。

続いて三保海岸に向かった。次第に富士山には雲が掛かってきて、せきたてられる気がする。

三保海岸の後、僅かに桜の花を期待しながら日本平に向かった。東京地方では桜の開花があったがこちらではほとんど咲いていない。富士山には次第に雲が掛かってきており、しばし待って雲の合間に清水港と三保の松原上の富士山を撮った。

薩埵峠

薩埵峠

薩埵峠

三保海岸

三保海岸

三保海岸

三保の松原

羽衣の松

日本平から

日本平から、右方は三保半島、左は清水港

薩埵峠駐車場

桜エビかき揚げソバ(日本平)



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