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角館武家屋敷の枝垂れ桜

2017/04/23

秋田県角館町は自分のふるさと大仙市から比較的近く、観光地というイメージは薄かった。秋田を離れてあと数年で半世紀になる今頃秋田の自然豊かな景観を再認識させられることがある。

2016年7月1日秋田で同窓会のある前日角館の武家屋敷に立ち寄った。爽やかな緑の中観光客も少なくゆっくりと武家屋敷の名家を廻った。 2016/07/01

今年3月そろそろ桜の開花に関する話題が出る頃、たまたまNHK BS「東北の桜旅」という番組の冒頭角館の桜の映像が映し出された。今まで見たことのない枝垂れ桜のボリュームと鮮やかな桃色の桜が映し出されていた。

秋田県の桜の見頃は5月のゴールデンウィークの前の週、遅い年はゴールデンウィークの前半になる。当然昨今の外国人旅行客の急増などによりこの時期東北の観光地は大変な人出となる。別の用事もありギリギリ3週間前に旅行の計画を立てた。

秋田市千秋公園の桜祭りの時期にも合わせたつもりが、直前の数日寒い日が続いた。4月20日に東京から秋田へ向こう途中で角館に立ち寄る予定であったがまだ蕾との情報、急遽帰りの23日東京へ帰る途中に寄ることに変更した。

23日朝10時7分秋田駅発の新幹線で角館に11時前に到着した。角館駅から徒歩15分ほどで武家屋敷通りに出る。枝垂れ桜の古木はまだ蕾が色づいた程度。事前に樺細工伝承館の通りが満開との情報を得ていたのでそちらに急いだ。

角館の桜の歴史は古く、約350年前佐竹北家二代佐竹義明の正室が京都からお輿入れのときに持参した3本の苗木が始まりだといわれている。武家屋敷のある町内には400本の桜の木があって樹齢300年以上と言われている古木もあり、162本が国の天然記念物に指定されているという。2017年の「角館の桜まつり」は4月20日(木)~5月5日(金・祝)まで。例年桜祭りの期間中は120万人が訪れる。


樺細工伝承館

角館駅前。この車輪は大正10年から運行された「生保内線(おぼない線)」現在の田沢湖線で走っていた蒸気機関車の車輪で、重量3.5トン。

角館駅をバックに和太鼓の演技



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