2024年1月から12月まで行われた第33期囲碁竜星戦で福岡航太朗七段がついに初タイトルを獲得した。
福岡七段は33期の竜星戦には予選から参加し、白星街道を走り抜けた。本戦ブロックも土つかずの11連勝。決勝トーナメントでも4連勝と、負け知らずの16連勝でタイトル獲得という離れ業を演じてみせた。囲碁竜星戦 (囲碁・将棋チャンネル)
これまでの本戦ブロック11連勝は、第12期に河野臨六段、第27期に許家元四段が達成しているが、いずれも決勝トーナメントでは敗れている。予選から通算して16連勝で棋戦優勝を達成したのは史上初。
関連するエピソードを紹介する。棋士の段位、タイトル称号はいずれも対局時

33期で優勝した福岡航太朗七段(棋道Web)
AからHまでの各ブロックの最終勝ち残り者と最多連勝者が決勝トーナメントに進むこの早碁棋戦で、Fブロックの2番手で登場した福岡四段は最終局で張栩九段にも勝利した。そのためCブロックで3連勝した洪爽義 五段が決勝トーナメントに出ることになった。

33期本戦トーナメントFブロック
2002年に行われた第12期竜星戦で河野臨六段が11連勝した。

12期本戦トーナメントEブロック
Eブロックで河野臨六段が11連勝したため、Aブロックで4連勝した大矢浩一九段が井口秀一郎六段の5連勝に続く最多連勝者として決勝トーナメント進出となった。Aブロックからは最終勝ち残り者の王立誠十段と3名が進出。

12期本戦トーナメントAブロック
河野臨六段の11連勝のおかげで決勝トーナメントに進出した大矢浩一九段と河野臨六段が一回戦で対戦し、河野臨六段が負けた。恩を仇で返されたと思ったかもしれない(笑)。第33期竜星戦決勝トーナメント準決勝の福岡航太朗六段と広瀬優一七段の対局のテレビ解説者として河野臨九段が笑いながら昔話をしていた。ちなみに、大矢浩一九段と河野臨九段は小林光一名誉棋聖門下の兄弟弟子である。

12期決勝トーナメント
第27期竜星戦では許家元四段が本戦トーナメントBブロックで11連勝し、決勝トーナメントに進出したため、Eブロックで3連勝の藤沢里奈女流本因坊が決勝トーナメントに出られた。
決勝トーナメントでは許家元四段が一力遼八段に、藤沢里奈女流本因坊が今村善彰九段に、いずれも2回戦で敗れた。
2019年8月28日目白の椿山荘で開催された第44期名人戦第1局大盤解説会に行ったことがあった。
第44期名人戦第1局大盤解説会・椿山荘
大盤解説会場では上野愛咲美女流棋聖(17)と今年プロ入りした福岡航太朗初段(13)のダブル解説が続いている。 メーン解説のはずの趙治勲名誉名人が2人にバトンタッチして、かれこれ30分以上。「きょうの午前中まで白(挑戦者)がよかったと思ってたんですが、午後に白にミスが出たようで、いまは黒(名人)がいいと思います」。堂々の解説に上野女流棋聖が「おー、解説すごい!」と驚嘆。いつの間にか聞き手・上野女流棋聖、解説・福岡初段の役回りとなっている。(朝日デジタルより)

趙治勲名誉名人が4月に入段した福岡航太朗初段を紹介

福岡初段が形勢判断の仕方を紹介しながら解説。帰りの同じバスで他の人が色々質問していたが、はきはきとした印象に好感が持てた。テレビ棋戦の対局者としてはもちろん、解説でも出てもらいたい。
福岡航太朗七段は名人戦の最終予選で張栩九段との対局に勝利し18歳10ヶ月でリーグ入りを決めた。名人戦リーグ入り最年少記録は芝野虎丸の17歳11ヶ月で芝野は2年後に名人になった。
今季第50期名人戦挑戦者決定リーグの初戦(12/11)で福岡航太朗七段は許家元九段に勝っている。これからの福岡航太朗七段の活躍を期待する。