毎週購読している週刊「碁」に、井山七冠の本の広告が出ていた。タイトルは「井山裕太七冠達成への道」(日本棋院)。
この日市ヶ谷の日本棋院で碁会があり、休憩中に2階の書籍部に行ったところ料金カウンターに、井山七冠サイン入り「井山裕太七冠達成への道」と揮毫の扇子セットの張り紙が大きく張り出されていた。
井山裕太 天元 就位式
(2012/02/07 日比谷 松本楼)
セットは値段が高かったので本だけ欲しいといったところ、美人のスタッフが熱心にセットを薦める。美人に弱い私は、以前井山プロと写真を撮らせてもらった時、とても礼儀正しく応じてくれたことと、その後すこぶる囲碁の調子が良くなったことを思い出し、感謝の意味とまたご利益もあるかなと思って購入することとした。
棋戦(期) | 賞金 | 主催・協賛 |
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棋聖(40) | 4,500万円 | 読売新聞 |
名人(40) | 3,300万円 | 朝日新聞 |
本因坊(71) | 3,000万円 | 毎日新聞 |
王座(63) | 1,400万円 | 日本経済新聞 |
天元(41) | 1,300万円 | 三社連合 |
碁聖(41) | 800万円 | 新聞囲碁連盟 |
十段(54) | 700万円 | 産経新聞 |
囲碁のタイトル棋戦のうち、賞金が高く歴史のあるものが七大タイトルと言われている。他に「阿含・桐山杯(賞金1,000万円)」と「阿含・桐山杯日中決戦(賞金500万円)」も井山七冠がタイトルを保持している。
本には、最初の数ページに井山七冠のタイトル戦の大きな写真があり、各タイトル戦の歴史に続き、タイトル戦の決定局に、井山七冠の自戦解説が書かれている。
本の一部を紹介する。
「囲碁によって幸せな気分になる」ということか。
「宏達」の意味は "心が広く、物事の理に通達する" ということらしい。