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GOTEKI vol.8と表紙モデル

2016/07/15

囲碁普及活動をしているIGO AMIGOが発行するフリーペーパー GOTEKI。"オンナの知的好奇心を刺激する フリーペーパー"というとおり、内容は若い女性が囲碁に感心を持ってもらう、との狙い。女性の囲碁ファンが増えれば自然に男性も感心を持ってくれる。

最近コンピューターのAlphaGoが世界トップ棋士に勝ったことが世界中で話題となり、日本でも井山裕太七冠の記事やテレビ番組をよくみるようになった。数日前のNHK番組によるとこれらの影響で囲碁に興味をもつ若い人が急増している、とのこと。

GOTEKIは、2008年10月にvol.1が部数1万部で発行された。vol.2までは表紙の主タイトルは「碁的」であったが、vol.3以降は「GOTEKI」と変えた。個人的には漢字表記のほうがよいと思う。これまで囲碁が趣味というと「年寄りくさい」などといわれていたが、若い女性をターゲットにした雑誌を見て、新鮮な思いがした。その後発行のたび"熟読"している。現在の発行部数は5万部という。囲碁の普及に確かに一役買っている。

vol.3から表紙を女性棋士が飾るようになり、万波佳奈、万波奈穂、吉原由香里、下坂美織、謝依旻と日本棋院に所属している女流棋士が続いたが、vol.8は台湾の黒嘉嘉が表紙のモデルとなった。

GOTEKIvol.8

表紙モデルは台湾女流棋士 黒嘉嘉

フリーペーパーなので広告にも頁を割いている。こちらのフマキラーの広告は浴衣姿の似合う宮本千春初段と 万波奈穂三段。スポンサーのフマキラーは囲碁棋戦「フマキラー 囲碁マスターズカップ」のスポンサーでもある。

囲碁の格言は、囲碁以外の場でも戦略的に役立つ。


GOTEKIホーム・ページ (pdfでも提供されている。vol.8は7月20日掲載予定)


(写真:黒嘉嘉facebookより)

黒 嘉嘉(Hei Jiajia・1994年5月26日 - )台湾の囲碁棋士。オーストラリア出身、台湾棋院所属、七段。英語名はジョアンナ・ミシンガム(Joanne Missingham)。第1回穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権準優勝など。
 オーストラリア・ブリスベン生まれ。オーストラリア人の父と台湾人の母。2歲年上の姉がいる。4歳の時に台北市に移り、6歳の時に囲碁を学び始めて周可平に師事、8歳の時には林聖賢に学ぶ。2004年に応昌期囲棋教育基金会青英班に入り、国際アマチュア・ペア碁選手権大会出場。2005年に世界青少年囲碁選手権大会に台湾代表として出場、3位入賞。2006年、台湾女子オープン戦優勝。2007年に武漢の阮雲生の元で2か月間学び、中国の入段戦にも出場する。(Wiki)

2016年7月9,10日東京で開催された「ペア碁ワールドカップ(優勝賞金1,000万円)」で黒嘉嘉七段&陳詩淵九段ペアが準優勝。日本からは井山七冠と謝女流三冠のペアが参加した。優勝は中国大陸の柯潔九段・於之瑩五段のペア。



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