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囲碁日記-No.146「秋田県しろうと本因坊大島玲奈さん(21)」

2016/04/20

姪の結婚式のため秋田に帰った際、地元紙秋田魁新報一面の下方に、若い女性の写真付きで囲碁の記事が載っていて、読んでびっくり。

「第64期全県しろうと本因坊戦(秋田魁新報社主催)は最終日の17日、秋田市山王臨海町のさきがけホールで決勝トーナメントを行った。初出場の大島玲奈七段(21)=秋田市=が、決勝で藤井陽光七段(68)=鹿角市=を破り優勝した。女性の優勝は大会史上初。」

決勝の相手藤井陽光氏は私と同じ年で、秋田高校から早稲田大学に進み文部省に入ったが後退官し秋田県を中心に政治活動をしていたことがあった。時折囲碁ニュースなど、アマ全国大会で名前がでるアマトップレベルの強豪。

秋田県に囲碁の強い若い女性がいるとは聴いていたが、歴史ある秋田県しろうと本因坊戦で優勝するとは思わなかった。さらにこの女性はこの3月に開かれた全国女流アマ優勝者でもあった。

大島玲奈さんは秋田市出身で中学入学と同時に、岩田一九段の内弟子になり院生修業し、この2月に秋田に戻った。

3月12,13日に日本棋院で開催された第58回女流アマ全国大会で優勝。この時の決勝の相手も元院生で2010年高校選手権女子個人戦の優勝者呉理沙さん。3位久代迎春さん(元中国棋院棋士2段・中国四川省に生まれる。現在千葉県在住。旧姓「師」。)ベスト8は大島さん以外は全て首都圏在住者。

元院生が日本のアマチャ囲碁会のレベルを上げており、子供たちもこれに続き日本と世界の囲碁がもっと盛んになってほしいと一囲碁ファンとして願う。

秋田魁新報 2016/04/18一面

秋田魁新報(2016/04/18)

後列左から第3位久代迎春さん、第4位矢野瑞季さん 前列左から優勝の大島玲奈さん、審判の楠光子七段、杉内寿子八段、 後援の株式会社桜ゴルフの佐川氏、準優勝の呉理沙さん



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