今週は金曜日のこの日まで晴れた時間は2時間に満たないという。この日は朝から雨が上がりそうでやまずすっきりしない天気。
午後から体を動かそうと傘を持参で薬師池公園まで歩いた。今年は万葉草花苑のオオヤマレンゲの見頃を逃したと思っていたが、意外なことにまだ咲いていてこれまでで最も花数が多かった。
万葉草花苑の入口に近い20メートルほどの背の高い木に毎年白い花が咲くのは知っていたが改めて幹の名札をみたら「センダン」となっていた。「栴檀(センダン)は双葉より芳し」という諺を思い浮かべたが 後で調べると香木の栴檀とはビャクダンのことでこの木とは違うらしい。
このセンダンの果実は薬に使われるという。匂いもあるらしく蝶が来ていた。
翌日は薬師池公園でテイカカズラを観察した。よくみるといたるところにこのカズラは見られる。
我が家にも植えてある初雪カズラと大変よく似ており、薬師池公園の雑木林で見た時はだれかが植えたのかと思ったが園芸用に品種改良した同じ種類だった。
テイカカズラの和名は、式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づく。
和名の由来のように大木の太い幹に絡みついている姿をみると、ある種の異様な感じがする。