戻る

薬師池公園のオオヤマレンゲ

2020/05/25

いつの頃か薬師池公園の万葉草花苑の奥、階段の手前の木にオオヤマレンゲ(大山蓮華)と書かれた木札に気が付いた。

蓮華は、仏教とともに中国から伝わり、泥田から生じて美しい花を咲かせることから仏教関連の絵画や彫刻に多く登場する。

真夏に咲く「森の妖精」と称されるレンゲショウマ(蓮華升麻)に魅せられ何度も自生地を訪ねたこともあった。

オオヤマレンゲはモクレンの仲間というが写真で見る花姿はハスの花に似て、清楚で気品あふれる「森の貴婦人」と呼ばれ千利休に愛されたという。大きな葉のかげから下向きにこちらを見ているような気がする。

毎年5月の連休から梅雨の前頃に薬師池公園に行くたびに花の咲く時期を楽しみにしていたが、とても繊細で花ビラも大きいわりには薄くすぐに茶褐色になる。

今年は花が小さいような気がするが、以前に撮った写真も集めてみた。


 

ハナグモが隠れている


 
click:拡大
 

ニワフジ

ムラサキツユクサ

戻る