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セツブンソウ・埼玉県秩父郡小鹿野町

2017/03/07

前日夕方のNHKで秩父のセツブンソウが見ごろとのこと。昨年8月青梅市の御岳山に蓮華升麻の花の写真を撮りに行ったのに味をしめて、この時期しか見られないと思い、秩父まで車で出かけた。

圏央道から関越自動車道経由で花園ICで降り、国道140号から秩父市へ、秩父から国道299号を小鹿野町(おがのまち)へ。初めての秩父地方。四方をぐるりと秩父山地に囲まれた盆地。東京では梅の花は終わったが、ここではまだ住宅の庭先に紅白の梅の花を見かけた。

途中から県道367号に入り山道を登っていくと渓谷沿いの山の斜面にセツブンソウ自生地がある。住所は埼玉県秩父郡小鹿野町両神小森堂上。自生地の道路向かいに20台ほどの駐車場があり、少し手前には50台ほどの第2駐車場がある。

入場料300円を支払ってセツブンソウと対面。気温8度Cとこの時期としては寒い。未だ上空の木々が日光を遮る前に開花する可憐な花をじっくりと山の斜面に膝をつきカメラを構えた。

福寿草に形が似ているが同じキンポーゲ科。準絶滅危惧種。黄色のセツブンソウもあるらしい。

高さ10cmほど。花期は2-3月で直径2cmの白い花を咲かせる。花弁に見えるのは萼片である。黄色の雄蕊は、花弁が小さくなり蜜線に変化したもので、濃い紫色の雌蕊と共に中央に固まっている。
 和名は、早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからついた。可憐な花は人気が高く、現在は、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっている。節分草の自生地として有名な場所は、埼玉県小鹿野町、栃木県栃木市(星野の里)、広島県庄原市(総領地域)などがある。 関東地方以西に分布し、石灰岩地域に多く見られる。(wikipedia)





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