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七国山そば・ファーマーズセンター

2017/09/26

この日は金木犀の香りが漂い爽やかな秋風が吹き、実に気持ちの良い一日であった。町田市で最も標高の高い七国山(128.5m)まで40分ほどのウォーキングとなった。

鶴見川に架かる丸山橋を渡り町田ぼたん園近くを通る七国山への道には、鎌倉時代頃に鎌倉と上州方面を結んだ鎌倉上道の古道跡が現在も残っている。

七国山にはそば畑があり、丁度この時期当たり一面そば花の香りがする。このそばの花畑は、地元農家が組織する七国山ふれあいの里組合が栽培しているもの。翌春七国そばとして販売されている。

そば畑に隣接している七国山ファーマーズセンターは、市民が自然や農業とふれあうことのできる拠点施設として設置されており、七国山周辺を散策する際の休憩所として利用できる。庭に見頃のコスモスが咲いていた。

七国山にある、鎌倉井戸とともに、七国山は鎌倉古道沿いの地名としてよく名前が出てくる。
 * 古道としての鎌倉街道は、鎌倉時代に鎌倉から各地へ向かう関東の幹線路であった。上道(上州(群馬県)へ)、中道(下野国(栃木県)へ)、下道(東京湾沿いから房総方面へ)が知られており、鎌倉街道上道は鎌倉から上州へ向かう西側の道であった。鎌倉を出た後、境川沿いを北上し多摩丘陵を越え武蔵国府(府中)に至り、その後武蔵野台地から比企丘陵をぬけ、群馬県の藤岡に入り高崎に出る。上野国(こうずけのくに・群馬県)の新田義貞が鎌倉に攻め入った道として知られている。

鎌倉街道上道(多摩地区) (出典 :鎌倉街道上道埼玉編)

鶴見川から七国山へ向かう坂道で

そば畑

七国山ファーマーズセンター



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