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蔵王山熊野岳と栗駒山登山

2017/10/03,04

今年6月、東京秋工会(高校同窓会)の写真同好会会合で秋の撮影旅行をすることになり、写真歴50年以上の市川さんから、栗駒山の紅葉が素晴らしいとのことで、事務局加藤さんが「クラブツーリズム」の栗駒山紅葉ツアーを申し込んだ。東京発新幹線、貸し切りバス利用 1泊2日のコースで1日目は蔵王のお釜周辺を廻る。

最終的な参加者は10名となった。写真同好会は佐々木さんの奥様も含めて8名、ハイキング同好会から2名の参加。長年写真を趣味としている人は撮影で山に登るため登山経験も豊富で、加藤さん、堀さん、市川さんは写真・登山とも上級者。

私にとっては初めての本格的な登山となったことから何度かSports Depoに行ってバックからジャケット、ズボン、手袋、ストックなど揃えた。今回のツアーはクラブツーリズムの資料によると登山初級Aのレベルになっている。ちなみに登山初級Aは登山入門の次のレベルで1日の歩行時間4時間以上標高差500m以上、登山初級Bは歩行時間5時間以上標高差はAと同じ500m以上としている。

1日目、東京駅の集合指定場所に6時50分集合、我々のチーム10人とほかの参加者12人と総勢22名の一行。東京駅7時12分発の東北新幹線で白石蔵王で下車、バスで蔵王山頂駐車場、蔵王山熊野岳(1841m)に登り、下山してバスで新湯温泉くりこま荘(宮城県栗原市)に宿泊した。

2日目、新湯温泉からいわかがみ平までバスで行って、中央コースから栗駒山(1627m)に登った。栗駒山山頂から昭和湖へ下り須川コースを通り須川高原温泉で入浴し、一関から東北新幹線で東京に帰った。

残念ながら栗駒山山頂から須川高原温泉までの下りは気温が低く雨も降ってカメラのレンズが曇ってほとんど写真が撮れなかった。自然現象なので仕方がないが貴重な経験をしたと思っている。平地の天気予報は晴れでも山の天気は全く異なることがよく分かった。

1日目 蔵王 熊野岳(1841m) 歩行5km 2時間

白石蔵王駅から蔵王に向かったころは晴れていたが、蔵王山頂駐車場についたころは雲の中。右側には「お釜」が見えるはずが何も見えない。雨も降ってきた。目指すは熊野岳。

シラタマノキ(ツツジ科)。ガイドが時折立ち止まって高山植物の説明をしてくれる。霧で見通しが悪い時など一瞬ほっとする。

ヤマハハコ

ガンコウラン(岩高蘭)の実。おいしいらしい。

「陸奥(みちのく)をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ」茂吉。歌碑は上山市の茂吉の生家が見える位置に建てられている。

熊野岳頂上で集合写真

新湯温泉くりこま荘(宮城県栗原市)

新湯温泉くりこま荘に泊まった。岩魚の串焼きみそ味、岩魚の刺身、岩魚丼と岩魚料理が大変おいしかった。食堂のいけすの岩魚

写真:クラブツーリズムより(天ぷらは天丼であった)

2日目①いわかがみ平・栗駒山・昭和湖  歩行6.5km 4時間(須川高原温泉まで含む)

くりこま荘をバックに

くりこま荘を出発。旅館の主人夫婦が見送り。また泊まりたいとおもわせる宿

いわかがみ平より栗駒山

いわかがみ平パーキング(標高1100m)から栗駒山山頂まで(1627m)登山開始。ガイドによると山頂から雪らしい。数キロの登りが続く。

目指す栗駒山山頂

階段に差し掛かる。目指す栗駒山頂上が見える

頂上で記念写真。かなり気温が低い。雪が降ってきたので早々と下山。

気温は零度近いと思われる

須川コース。右からの横殴りの強風に雪が混じって顔が痛い。

雪から雨になり、ひたすら石ころだらけの泥道を下って昭和湖へ到着。霧の中かすかに水面が見える。トイレの水道の蛇口が硫黄性ガスで真っ黒。栗駒山の山腹八合目付近に位置する火口湖で、1944年(昭和19年)に栗駒山のガス爆発で、出来た湖。強い硫黄の匂いがする。ここから先はカメラのレンズが曇って撮影不能。

2日目②須川高原温泉

須川高原温泉に到着

昼食後、須川高原温泉で冷え切った体を温めてから周辺を散策

PH2.2の強酸性の温泉水。毎分6000リットルの湯量

露天風呂

川底が緑色

大きな岩の下が露天風呂

下って来た山



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