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酸ヶ湯温泉・八甲田山・八森岩舘海岸

2017/07/26

奥入瀬渓流ホテルに泊まった翌朝は深緑色の森の上空に澄んだ青空が清々しい快晴であった。

酸ヶ湯温泉に向かった。十和田湖畔からかなり高度があり上り坂が続く。八甲田山系の標高約900メートルにある強い酸性の温泉として名高い。その名前からして硫黄の匂いがするが名前の由来は手負いの鹿が傷を癒した鹿の湯からとか。

600円の入浴券を買い入浴。大きな浴槽が2個あり手前は強い酸性で腕の蚊に刺された傷跡が心地よい。棟方志功もこの湯を愛したとあり作品が飾ってあった。昔からの混浴を続けている。

酸ヶ湯温泉

(写真:青森県観光情報サイトより) 我々が入ったときは誰もいなかった。

八甲田山

八甲田ロープウェイで、山頂公園駅まで649.5メートルの高低差を10分ほどで登った。八甲田山という名前の山はなく、八甲田山大岳(1585m)を中心にした連峰の総称を八甲田山という。

田茂萢湿原(たもやちしつげん)まで無料ガイドの案内で30分コースを歩いた。気温は13度Cとケーブルカー駅に表示してあったが風もなく汗が出て体感温度ははるかに暖かい。

八甲田山は、1902年(明治35年)1月、日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事件で知られている。訓練の参加者210名中199名が死亡(うち6名は救出後死亡)した山岳遭難事故である。遭難の資料や映画の写真がいたるところに展示してあったが、遭難事件を観光の売り物にしているようでいい気持ちはしない。

八甲田山ロープウェイ

ミネヤナギ

標高1300メートル

ギンリョウソウ

津軽富士・岩木山

秋には真っ赤に紅葉するナナカマド

田茂萢湿原。中央奥の丸い山が大岳1585m

チングルマ・花が終わって綿毛で種を飛ばす

池塘に生えている植物の名前をガイドに聞いたがわからないという。後で調べたが白い花はミヤマホタルイで茶色の穂はヤチスゲらしい。

池塘

左に津軽半島、右に下北半島がうっすらと見える

ロープウェイ頂上駅の八甲田カレー

国道101号線

八甲田山から、日本海沿い経由で帰ることになり、弘前を通り、国道101号で鯵ヶ沢町、深浦町と海岸沿いを南下し、途中秋田県八峰町八森ハタハタ館で夕食をとり、日の入り時に八森岩舘海岸で日本海に沈む夕日を見た。

五能線

秋田県八峰町八森にある温泉施設八森いさりび温泉 ハタハタ館で「元気アワビ丼」を食べた。幾分柔らかめで小ぶりながら十分なアワビの感触であった。
「廃校となった旧八森小学校の校舎を利用して陸上養殖施設を建設し、白神あわびとして生産を開始。 白神山地から流れ出したミネラル豊富な水が流れ込む八峰町の海からフレッシュな海水を直接引き込み養殖。活アワビの飲食店への出荷を主に、アワビの燻製など加工品も開発されている。」 

秋田からの帰りに秋田駅ビルで買った白神アワビの燻製。なかなかの珍味。

八森岩舘海岸

鹿の浦展望所




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