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鶴川香山園

2025/02/05

小田急線鶴川駅から徒歩4分の場所に2025年1月25日に開園した町田市立鶴川香山園(ツルカワカゴヤマエン)。

10年前の2015年3月までは神蔵家所有の香山園庭園&美術館と称していた。その後町田市が譲り受け、2020年から工事が始まり120年前に建てられた書院作りの主屋の耐震補強などに約13億6000万円かけて整備した。主屋は瑞香殿と呼ばれる。

瑞香殿(ずいこうでん)」とは、主に、寺院や神社、御殿などの建物の名前に用いられ「瑞香(ずいこう)」とは、ジンチョウゲ(沈丁花)の漢名で「吉兆の香り」や「めでたい香り」を意味し、格式の高い建物や儀式に関連する施設にふさわしい名称である。

神蔵家の先祖神蔵甚左衛門盛清は大永5年(室町時代・1525年)に現在の地に移住し名主となった。現在の建物は明治39年(1906年)建立。香山の読み方を「かごやま」というのは神倉龍蔵宗家が従った天照大神の曾孫「天香山命(あまのかごやまのみこと・別名高倉下(たかくらじ))」に由来する。

10年前の閉館直前の記録香山園庭園&美術館(2015/03/29)

この施設は、指定管理者である「cocre(コクリ)鶴川(株式会社キープ・ウィルダイニング、株式会社富士植木)」が管理・運営をしています。 指定期間:2025年1月1日から2034年3月31日まで。(町田市サイト)


10年前に閉園の前日訪れ、その後町田市がどのように整備するか心待ちにしていた。白洲次郎で有名な武相荘も距離にして数百メートルと近い。2025年1月25日(土)と26日(日)に「ようこそ!鶴川OMOTENASHI祭り2025」が開催された。鶴川の歴史や文化、スポーツに触れるイベントで、鶴川香山園のほか、武相荘や可喜庵など鶴川地域の各施設でも開催された

鶴川駅周辺でも駅の南北をデッキで結ぶ連絡通路、駅前交通広場整備など2027年をめどに大規模な再開発事業が行われている。


門から入るとカヤの古木などが残っている庭越しに書院作りの大きな主屋が見え、裏山に続く階段を登ると古墳群がある。

能ヶ谷香山古墳群といわれ香山園にある古墳群で、円墳2基と横穴墓20基からなる。付近には縄文・弥生時代からの包蔵地も存在する主な出土品には、縄文土器、土師器、須恵器、耳環、勾玉、玉類、直刀、鉄製品、灰釉陶器、板碑、古銭があるという。包蔵地とは遺跡や遺物などの文化財が埋蔵されている土地。

裏山の古墳群から降りて表側に回り主屋に入った。玄関で靴を脱いで上がると物販のコーナーがあり、「まちだ名産品」をはじめ、市内の商店や企業の商品を購入できる。

廊下を通って奥に進むとレストラン「桜梅桃李」が喫茶や町田市の地元食材を生かした日本料理のランチ、ディナーを提供している。

桜梅桃李(おうばいとうり)とは、桜、梅、桃、李(すもも)のこと。転じて、それぞれが独自の花を咲かせること。(wikipedia)

コーヒーとケーキでもと思ったが予約で満席で待つことになるらしい。

古墳群と言われてもただの地面のようだ。庭園の池の近くにも芝生の養生のためロープが張られて現在侵入禁止になっている。春のツツジの咲く頃や秋の紅葉時期がベストシーズンという。

公園は朝7時から午後10時まで無料で入れる。休園日:12月29日から1月3日。

香山園の歴史に1794年(寛政6年)に創設された神蔵中風灸治所が出てくる。中風(脳卒中の後遺症の麻痺やしびれなど)に効能があると評判になり、全国から患者が訪れ、毎月1 日に行われた灸治の際には、鶴川駅に特別列車が停車したほど盛況であった、というエピソ ードが残されている。神蔵灸治所はお灸店と呼ばれ平成8年(1996年)まで続いた。鶴川駅が昭和2年に現在の場所に開設されるきっかけになったとの情報も。

畳部屋にテーブルとイスのレストラン


階段

古墳群

古墳群を降りると裏手に出る

カヤ


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