2013年秋館山合宿

2013/09/27

毎年恒例の会社囲碁部館山合宿が10月27日から2泊3日の日程で開催され、参加した。 今年は、同じアメリカ資本の兄弟会社である韓国の会社囲碁部からも6名の参加があった。
韓国の会社とは1年ごとに行き来して囲碁の交流が何十年にもわたって続いており、韓国社員が合宿に参加されたのは初めて。 囲碁の世界では、プロとアマを問わず中国と韓国は日本より強豪国となっており、韓国の囲碁棋士は日本のプロ野球やサッカー選手と同等の人気があるという。
 私の車に東京の西側や神奈川県在住の3人と新百合ヶ丘駅で待ち合わせて、台風の影響が懸念されたが、雨の中無事館山に到着した。午後3時から開会式があり、成田から直行した韓国メンバーが紹介された。
今回は30人の日本の囲碁部員と韓国からの6人、それに日本棋院光永淳造6段にも11段格として参加していただいた。
棋力毎にA,B,C,Dの4クラスに分かれてリーグ戦とし、クラス交流戦としてAとC、BとDの同列メンバーと各1局ずつ対局し光永プロは全員と対局。プロ以外は各自10局の対局となった。
 5.5段から4.5段で構成されるCクラスの真ん中の位置の私は、最初にクラス交流戦の相手であるAクラスのK田さんが仕事の都合で翌土曜日からの参加のため、いきなり光永プロとの指導碁対局となった。例年、プロとの指導碁対局は、体調を整え2日目にお願いしていた。この日は4時間ほどの自宅からの運転で疲れていたが、濃いブラック缶コーヒーを飲んで気合いを入れ開始となった。
手合いは6段差の6子局となった。右辺の三連星の地が大きくなり、プロが上辺に打ち込んだ石を攻め最終的には捕ることが出来た。「右辺の黒地が大きくなったので無理を承知で上辺に打ち込みましたが、最強手でこられた。」との評であった。
指導碁対局の勝ちで気を良くして初日は4勝1敗とした。
最終的結果は6勝4敗と、Cクラス4位入賞となった。
同じCクラスで5.5段と5段の2名の韓国人との対局は、じっくりと時間をかけてヨミを入れてどちらも大差の完勝であった。今年春の合宿では4勝6敗であったが、今回は勝ち越した。

韓国から6人の参加。日本まで来て囲碁を打つだけあって高段者が多い。

指導碁風景

対局風景

食事も楽しい。以前お酒好きが、高価な銘酒をどんどん飲むことが問題となり、飲酒は参加申し込み時に「よく飲む」「普通に飲む」「飲まない」と申告しそれぞれ2,000円、1,000円、0円を支払うことになっている。私はビール瓶1本が限度であるが、「普通に飲む」で申告。

光永プロによる前日の指導碁解説。光永プロは全員の対局を記憶している。プロの考え方のすごさをいつも実感。

3日朝の表彰式。Aクラス優勝のK籐8.5段(中央)。