囲碁日記

高校同窓会囲碁会といずみ囲碁ジャパン

2009/12/19

私が卒業した秋田の高校の東京地区同窓会幹事をしているが、囲碁同好会にも所属し事務局を務めており、今年最後の定例囲碁会が、12月19日に東京駅八重洲南口向いの「いずみ囲碁ジャパン」で13名の参加で開催された。当日の東京は寒波が襲来し気温が下がったがよい天気であった。いつもどおりに早めに出かけ八重洲地下街で昼食をしてから囲碁サロンに入った。地下街を散策しているといたるところに中国人がいる。レストランの入口、洋服店でも大きな声で品定めをしている。先日のテレビによると銀座で一人で7百万円の買い物をしたりShow caseごと時計を買った中国人もいたらしい。中国経済はすでに回復している。

「いずみ囲碁ジャパン」は東京駅八重洲南口の地下街から続いており、都内はもとより、千葉、神奈川、茨城からも集りやすく、多くの囲碁会が開催されており、いつもほとんど満席。社長の内久根孝一(ウチクネコウイチ)氏は、昭和9年東京生まれ、住友生命の常務取締役を退いた後、いずみ囲碁ジャパンを創立した。囲碁人口の減少に危機感を持っており、囲碁復活に強い熱意を持ち、独自の碁会所内棋戦の他に、今年「第一回全日本実業団囲碁団体戦」を主催した。また関西棋院の東京支部としても認定されていると左奥のコーナーに認定証が掲示されていた。すぐ近くに日本棋院の八重洲囲碁センターがあるのにそちらとの関係はどうか、日本棋院と関西棋院はいまだに統一されていないことを思った。

ここの囲碁サロンは碁盤も碁石もよいものを使用しており気持ちよく、対局ができる。先日、ここで、梅沢女流棋聖がどこかの団体に大盤の前で話していた。関西棋院コーナーの近くにすわり遠くから眺めていたが、話し終わってから、私の席のすぐ近くに座っていた女性に挨拶にきて、女性は囲碁をすらすらと並べ、梅沢プロに見てもらった。梅沢プロは「石の形が美しいてすね」と評していた。プロは石の効率を美しいと感じると思うが梅沢プロが美しいといった言葉が印象に残り、隣でみていただけでもなんとなく得をした気分になった。いまだに田舎者の私は富士山と有名人に会うと気分がよい。

東京秋工会囲碁同好会は、第17回を数え3ケ月毎の第4土曜日(最近2回は第3土曜日)に開催されている。 任意に4局から5局を打つ。私は4勝1敗で2位にはいった。点数が加減され段位が変動する。勝敗にこだわらず懇親会が目的という参加者も多く、久しぶりに元気な顔を見せてくれる大先輩と打つのもうれしい。

お待ちかねの懇親会はいつもの八重洲地下街の居酒屋で、囲碁に関する話題から故郷の秋田の話、次の日の高校駅伝の話で盛り上がった。

本囲碁会はこれまでは、3ケ月ごとの開催でしあったが、もう少し頻度を上げたいという意見があり、2010年からは偶数月の第3土曜日の開催と決まった。

対局風景

関西棋院コーナー。右手前4名は秋工会メンバー。

熱戦碁のビールはスポーツの後と同じくおいしい。

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