囲碁日記

渋澤真知子プロによる指導碁

2011/03/01

日本棋院で渋澤真知子プロ初段による指導碁の機会があった。女流プロは人気があり予約がなかなか取れないらしいが運がよかった。 自分より強い女性と囲碁を打ったのは、これまで1度しか記憶になく、ましてや女性プロと打ったのは初めてであった。私の棋力レベルではプロは初段でも9段でも違いはなく、神様のような人。
渋澤プロはテレビ対局の記録係などで時々見かける。東京都出身、1975年生まれとあるので私の娘とほとんど同年。 開始時刻前に現れたプロは、マスクをしており、後で尋ねたところ花粉症で失礼しました、とのこと。

3面打ちで私の5子局の他は同じ5子局と、2子局。プロに2子局とは相当強い。顔を拝見すると見るからに碁も強そう。他の2人は以前にも打ってもらったことがあるらしく、この前はこうだったのでこう打ったと局後に話していた。2子局が最初に投了となった。2番目に私とおなじ5子局が中押しで勝った。うれしそうであった。感想戦を見ていたが、それぼと良い手を打ったと思えないが、私の碁もそう見られているのだろう。

最後、私の中押し負であったが、局後の検討でも丁寧に教えていただいた。

白・渋澤真知子プロ初段 vs 黒・赤川 (5子局)
黒112手(G-14)


中盤まで慎重にうったが、左上から中央に掛けて白地が大きくなりそうだったので上辺112手(G-14)に左の黒6(D-14)から2間に打ちこんだ。

白・渋澤真知子プロ初段 vs 黒・赤川 (5子局)
白163手(H-11)、中押し勝ち


上辺112手(G-14)に左の黒6(D-14)から2間に飛んだ石が切断され、黒から130(K-12)にハネ出して白石を切って攻め合いになった。黒152(H-15)が上辺の白地を切断出来るので先手と思ったが手抜きされ白153(M-14)に繋がれ、結果黒が捕られた。黒は活きまたは攻め合いで勝てるのではと思ったが、プロと攻め合いになると私のヨミより2,3手早く詰められる。


局後に指摘された手としては、
  • 序盤で白13(L-5)のボウシに対して、14と出た手。ここは(J-3)と一間に飛んでおくところ。
  • 右辺黒50(R-10)は上辺に打ちこんだ方がよい。右辺白地はスソアキで大きくない。
  • 中盤で右辺60(S-12)で2線に付けた手は上の黒地を減らすとともに、右辺から黒が脱出するさいのツケコシを無くしている。
  • 最終手白157のところに出ておけば上辺白との攻め合いになり、劫になりそう。
  • *2日後に棋譜を付けた。碁形は覚えているが、白の数手の手順が思いだせなく正確ではない。




    渋澤真知子プロ(ネットより拝借の写真)



    これまでの「囲碁日記」はこちらからどうぞ。