囲碁日記

2011年幹事合宿(熱海保養所)

2011/01/08-01/10

毎年新春に開催されている会社囲碁部の幹事合宿に参加した。私は今年で3回目の参加。 1年間の年間スケジュールと各イベントの担当幹事を決める。1昨年は合宿幹事を引き受け、昨年は社内オープン戦の幹事をやった。今年は社内オープン戦を2回行うこととなり、昨年に引き続き幹事役を引き受けた。
毎年、議題になるのが社内段位の決め方である。年間のポイント獲得数で昇段がきまるが、降段規定が実質的にはほとんど適用されることがないので、上位者が昇段すると下位とのハンディが増え下位の勝率がよくなって、尺取り虫が進むように次第に全員が昇段していくことになる。
近年、トップクラスの昇段規定を厳しくしたが、それでも強い人は昇段する。何れはデノミを考慮せざるをえないが、当分現状規定を維持ということになった。

2日目の昼食後、十国峠までのハイキング(車で行ったので駐車場からのウォーキング)をした。 熱海峠の自動車道はよく通るが近くに富士山の絶景ポイントがあったことを初めて知った。
霊園横の階段を5分程登ると芝生の広場があり、その先に富士山が見えた。右側下方には真鶴半島が見え、左下方には沼津市街が眺望出来る。ケーブルカーの終点でもある展望台からの富士山は美しい。
今回のウォーキングコースを企画したのは80をだいぶ前に過ぎた最高齢者でいまだにハングライダーが趣味のK瀬さん。K瀬さんはこのあたりがハングライダーのホームグランドとのこと。
十国峠とはいうが、熱海峠と箱根峠のほぼ中間にある日金山(ひがねやま)の 頂上。
伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・上総・下総・安房・相模の十ケ国と大島・三宅島・利島・新島・神津島の五島が見渡せるという。
駐車場から坂の下5分程に東光寺があり、途中の下り坂に青森の恐山のような水子供養のお地蔵さんと風車が見られる。水子があの世で地蔵菩薩に守ってもらうのだという。この世に産んでやれなかった親の気持ちはどのようなものかと思った。

最終日は朝起きると積雪があり、保養所の部屋から道路を見ると自動車が積雪でスリップして進めないでいた。 雪が解けるまで待って伊豆山から下山したが、135号線道路は大渋滞であった。伊豆高原が積雪であったことも渋滞に拍車を掛けたのだろう。

伊豆山からの朝日(7時頃)

私が持参した碁盤と碁石

十国峠から富士山

真鶴半島。確かに鶴の形に見える。

十国峠といわれている展望台の場所は、日金山(ひがねさん)の頂上で標高766m、ケーブルカーでも行ける。

十国峠展望台は風が強かった。

十国の地図

十国峠展望台で記念写真

沼津方面

玄岳(くろだけ)

「箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ」源頼朝22才のときに詠まれたとされる。

水子供養のお地蔵さんと風車

1月10日の朝。積雪10センチ

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