囲碁日記

第二回全日本社会人囲碁団体戦決勝大会 2010/12/05

9月5日に開催された予選大会有段クラスで優勝し、決勝大会に参加した。

本大会はいずみ囲碁ジャパン主催で、無差別クラス14チーム、高段、有段、級位クラスがそれぞれ16チームの出場であった。
主催の内久根社長は大会の挨拶で、
「マスコミの協力を求めたところ、営利目的には協賛できないとのことだが、本大会は大赤字。決算書を提出して、読売新聞の後援を取り付けることが出来た。
昨年は500人、今年の予選は250チーム750人の参加で、1,000人目標にしたい。大会名に全国とあり参加人数を増やすため全国市町村会館に出かけ参加依頼をして回った。 役人は断ることが上手で、中には「囲碁などやっている暇はない」というところもあった。 九州の1県だけが協力を申し出た」。 また、「ここの碁会所は住友生命ビル地下にあり、家主の住友生命不動産部から、契約の切れる来年8月に、返還を求められており、本日来賓として参加している住友生命不動産部に参加の皆さんも存続を訴えて欲しい。」
とかく囲碁好きは囲碁の面白さに没頭されがちであるが、この社長は大変に行動力がある。ご自身も本日無差別クラス副将として参加されており、アマチャトップレベルの棋力である。

我がチームの初戦の相手はM電機。M電機はこのクラスだけでも4チームがエントリーされており、私が対戦した相手も強かった。相手の石を分断し、下辺に大きな地をつくられた代償として中央の石にどれだけ攻めが効くかの勝負となった。中央で劫になったが攻めきれず地相で大きく負けた。
2回戦では予選で対戦したT会社チーム。相手の勢力に打ちこんだ私の石が相手の石を取り込んで大きく活きて有利になったが、中央で私が種石を竹ふで繋げば問題ないところを少しでも働かせようとコスんだところバッサリきられた。ヨセで頑張ったが足りず。
3回戦はF社の若い人との対戦。若い人には分が悪いと思いながら対局した。 下辺の私の勢力範囲に打ちこまれて活きられあせってしまった。右辺で私の黒石が切断のアジがあったが繋がなかったため、石の競り合いになっても常に切られることを意識しながら相手の石を攻めた。最終的にここを切られて攻めも不発に終わり大きく損をした。布石で遅れても弱点を抱えながらの攻めは失敗することを痛感した。
全敗かなと思ったが最終局ではなんとか1勝をあげることができた。

いつも同じ囲碁仲間での対戦とは異なり、大変刺激になった。 対戦相手が自分のヨミより勝っていて負けたのは納得出来るが、手拍子のポカで負けたのは悔いが残る。
外部の大会は独特の雰囲気があり、通常の例会とは違った精神状態になることがよく解る。場数を踏むことが必要と思った。

「 社長のひとりごと 」内久根社長のブログ


第二回全日本社会人囲碁団体戦決勝大会

司会の女性から開会メーセージ

いずみ囲碁ジャパン社長の挨拶。囲碁普及の熱い思いが伝わってくる。

審判長 三村 智保 9段

初戦が終わり、昼食

パンダネットで中継された、小田彩子さんの囲碁。

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