囲碁日記

中村囲碁道場入門




5月から神奈川県湘南台にある「囲碁道場中村信夫」に毎週通っている。 当碁会所は昨年も当サイトで掲載しており会社の囲碁仲間では評判であったが、遠いこともあり「門をたたく」にはいたらなかった。
このところ碁会でのポイントや相対的な段位が上がったことや、回数が多すぎて、年齢的にも疲れるのでザツになり勝率ダウンを自覚していたが会社囲碁部のY野氏に進められ入門を決意した次第。

亭主の中村信夫氏は同じ会社の囲碁部にOBとして在籍しており、神奈川県代表クラスの棋力で会社を退職した後囲碁道場を経営している。  毎週水曜日の10時からは3段以上を対象にした囲碁講座がある。詰め碁4題から始まり、定石手順や、前月までの我々の試合対局手順の解説がある。

午前中の講義は毎月配布されるテキストでの講義。詰め碁4題は新聞詰め碁や中国古典からの出題で問題についてはヒントが4個ある。「置きからワタリを狙う」など、どのヒントがどの問題についてかはわからないが難問には助かる。詰め碁の候補手をあげそれぞれについて解説があり考える力を養う。
詰め碁に続き先月まで我々が午後の試合で打った手がテキスト教材になり過ちなど指摘される。

午後は4局の試合対局があるが全員かなり強い。とくに私が白番で2子か3子の相手はしっかりしていて付け入るスキがなくタマにミスしてくれる以外はほとんど勝てない。

以前から講義に出席しているメンバーは他の碁会所に比べてだいぶ強い印象を持った。同じ会社囲碁部のE氏は2年間にわたり東京の世田谷から往復3時間かけて通っており、本人は2子は強くなったといっているが納得。
席料の他に講義用テキストを購入すると講義が受けられる。十分価値あり。

==>メンバーが作ったサイト


いつも戒めとしているテキストの表紙。つい先日も、月例会で終版まであきらかにリードしているのに、自ら劫を挑み、劫立てで損をして、2目負けになってしまった。



私が実際に打った手で訂正された例を次にあげる。対局後に棋譜のメモをいただいて指摘された。 いつも定石と思って疑問もなく打っていたので大変勉強になる。実際は白黒逆で私の黒番であった。

1図). スミの黒1のコゲイマに白オオゲイマガカリ、黒3で辺の星からハサんだケース。
白4とスミの黒に付け、黒5ハネダシの定石で、黒13飛んだ手は疑問と指摘された。黒13は辺の黒3ハサミが1間ハサミの場合

2図). 実戦は白16の手で8の左(黒21の場所)にうったが、正しくは黒13(白22のところ)を咎めて白16とノビてシボられるが白28迄白よし。つまり黒3がもっと左にあればこのようにはできない。




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