囲碁日記


2010年春季館山囲碁合宿

毎年恒例の会社囲碁部春季館山合宿が5月28日から2泊3日の日程で開催された。 金曜日に小田急新百合ヶ丘駅ロータリーで私の車に3人が同乗し出発。今回カーナビに目的地をセットしたとき、有料道路優先で選択したところ、東名高速用賀IC、首都高から湾岸道路、アクアライン、館山道経由のナビゲーションであった。町田の自宅から有料道路優先としてセットすると横浜経由であるが、新百合ヶ丘経由で有料道路優先にすると首都高経由になる。
首都高経由で少々回り路をしたが途中でゆっくり昼食をとっても2時過ぎには館山に到着。館山道が開通してから大変楽になった。

開会式のあと早速対局開始。今回は現役時代に私と同じ職種で、職場も一緒だったことがあったH井さんも参加し懐かしい話ができた。H井さんは昨年退職し、地域の卓球倶楽部を主催しており多忙の日々を送っているとのこと。

合宿は総勢36名。段位は8.5段から一級までに渡っており、4クラスに分け私はCクラスに入った。このクラスは3.5段から4段で構成され唯一置碁がないリーグ。他に日本棋院プロ棋士光永淳造6段との指導碁とAとC、BとDの各クラス同順位との対局が成績にカウントされ、全員10局を対戦する。初日は、6局対局し5勝1敗の順調なスベリ出しであった。

2日目は朝食のあと光永プロによる棋譜解説があり、何人かの指導碁の講評があった。光永プロは全対局をスラスラと再現することが出来る。本人も忘れていることを再現していただく。個々の手筋の素晴らしさはもとより、全局的な考え方などが大変勉強になる。

続いてハイキングがあり、4キロ先の「洲崎灯台」まで歩いた。いつものことであるが、前日深夜までの対局の疲れと、4人同室での寝不足で足が重い。灯台は中には入れなかったが、展望デッキがあり見晴らしがよく三浦半島までよく見える。今にも雨が落ちてきそうな天候のなか、海岸近くで持参した弁当のおにぎりを食べた。

ハイキングから帰った後、最も体調がよいと思われたので、光永プロとの指導碁対局をお願いした。昨年は7子で勝たせていただいたが、今年は全体的な実績からプロは11段格に上がったため3.5段の私は8子局となった。黒はどこを見ても3連星でこれで負ける分けにはいかないと気合いを入れ堅く謙虚に打った結果、途中で投了していただいた。「白の手に対し正しく応じていましたね。」との全体的な講評をいただいた。

難関を通過できて最終対局は同じ2敗のT中さん。他の人はすでに3敗以上しており、これに勝てば優勝決定となる。中盤で私が「2目の頭を見ずはね」たため切断のアジが出来危うくなったが相手の石に犠牲打を放ちダメづまりにし追い落とす筋を発見し、切りぬけた。全体として8勝2敗となり1位が決まった。

合宿での成績は毎月の定例囲碁会の成績に連動されており、これまでの累積ポイント7点に今回優勝の3点が加えられ4段に昇段することになった。昨年春の合宿でも優勝し3段から3.5段に昇段したので春の合宿は縁起がいい。

帰りはアクアライン経由で3時間程で自宅についた。

早速の対局開始

新しく広くなった風呂でさっぱりとして対局

指導碁コーナー・日本棋院プロ「光永淳造6段」

光永プロによる棋譜解説

今年のハイキングは4キロ先の「洲崎灯台」

灯台到着

灯台もとのデッキからの眺望

夕食は海の幸中心で大変おいしい

普段からよく勉強しているE藤さんがプロに質問

私がCクラス8勝2敗で優勝

光永先生の講評

M形さんの囲碁部回顧によると今年は合宿20周年とのこと

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