世界ペア碁最強位戦 2017 本戦(STARS TOURNAMENT 2017)が 2017年8月12日(土)、8月13日(日)の両日 東京都渋谷セルリアンタワー東急ホテル で開催された。
出場ペアは、日本:謝依旻六段・井山裕太九段ペア、藤沢里菜三段・羽根直樹九段ペア、韓国:崔精七段・朴廷桓九段ペア、中華台北:黒嘉嘉七段・陳詩淵九段ペアの4ペア。今回の優勝ペアが2017年10月上旬開催予定の「世界ペア碁最強位決定戦(MASTERS MATCH)」で「世界ペア碁最強位」保持ペアの於之瑩五段・柯潔九段ペア(中国)と対戦する。
事前にインターネットで先着1,000名の観覧募集があったので申し込んでおり、13日の3位決定戦、決勝の各大盤解説会と表彰式に出た。
会場となった渋谷セルリアンタワー東急ホテル
3位決定戦は藤沢里菜三段・羽根直樹九段ペア vs 中華台北:黒嘉嘉七段・陳詩淵九段ペア。藤沢里菜三段・羽根直樹九段ペアは今年3月に開催された国内の「プロ棋士ペア碁選手権2017」で優勝している。
3位決定戦の大盤解説は趙治勲名誉名人と吉田 美香八段。会場は趙治勲名誉名人の解説に爆笑の渦に包まれる。
3位決定戦で勝った中華台北:黒嘉嘉七段
3位決定戦後の結果
決勝戦の行われるホテルの能楽堂
決勝戦会場。日本:謝依旻六段・井山裕太九段ペア 対 韓国:崔精七段・朴廷桓九段。
両ペアとも国民衣装を着ての対局となった。
左下で白の星に左辺から黒がコゲイマにかかり白が3線に挟み、その後見たこともない定石が出現。石田 芳夫二十四世本因坊秀芳が、スラスラと定石手順を並て解説
上辺の劫をめぐっての攻防が続く
白が危機を脱したかと思ったが打ちすぎて黒日本チームの勝ちとなった。
韓国チーム
日本:謝依旻六段・井山裕太九段ペア
公益財団法人日本ペア碁協会理事長松田昌士氏
詰碁の早解きをAIと競うイベント「パンダ先生"チャレンジマッチ2017」。大沢摩耶さんとパンダ先生ペアが優勝。
賞金100万円はペア碁協会に寄付された。
詰碁を作った棋士。左から河野臨九段、林漢傑七段、大場惇也七段、芝野虎丸七段、大橋拓文六段。詰碁の最優秀賞は林漢傑七段。
林漢傑七段作の最優秀賞詰碁
3位 中華台北:黒嘉嘉七段・陳詩淵九段ペア
4位 藤沢里菜三段・羽根直樹九段ペア
準優勝 韓国:崔精七段・朴廷桓九段ペア。朴廷桓九段は韓国のトップ棋士。世界ランキングでも2位。
優勝 日本:謝依旻六段・井山裕太九段ペア
日本:謝依旻六段・井山裕太九段ペア
日本:謝依旻六段・井山裕太九段ペアは、10月に中国ペアと対戦する。