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指導碁・日本棋院 山本正人七段

2017/03/23

山本正人 七段

年度末も押し迫り桜の開花情報も聞かれる。東京市ヶ谷の日本棋院で指導碁を打っていただいた。指導碁棋士は山本正人七段。

年に何度かプロ棋士の指導碁の機会がある。碁会の常連との対局と違って、襟を正ししっかりとヨミを入れて打つので緊張感が違う。 最初はたくさん置石があるので有利と思うが次第に石が接近するにつれ難しくなる。

山本七段は神奈川県出身昭和24年生まれ。黒色のレザージャケットが決まっていました。

定刻前に3人揃ったことから早めに始まった。他のお二人は私より年上に見え、置石4子と5子。

予定の時間を大幅に過ぎてもしっかりと並べなおしていただき勉強になりました。

棋譜

手合い割りは5子。かねてから打ってみたかった手。天元の石を意識したつもり

白下辺2線の手に対し右の2線ツケを考えたが3線にケイマに掛けた。

黒下辺の手は疑問。左の白の上4線にツケた方が良かった

「ハネだしは鋭い手でした」

せっかく黒は4線に切ったのだから斜め左のアテも決めてしまった方が良かった。実践は8の十五に掛けた。

黒は6線に押し白抜きと変わったが、左下スミの2の十五に下がりスミを確保した方が良かった。

白はスミ三々に打ってきた。捕られている白3子がまだ働くとは感じていた

白の中央打ち込みに対して、下辺を守ったが下辺は小さい。右辺と絡めて中央の白を攻めるほうが良かった。

この後左上の黒一団が危険になったがシノギきった。結果は黒の6目勝ち。「終盤細かくなったがヨセがしっかりしていました」とおほめの言葉。

市ヶ谷から九段下の靖国神社までは徒いて10分ほど。桜はちらほら。

これまでの「囲碁日記」はこちらからどうぞ。

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