戻る

第41期棋聖戦挑戦手合七番勝負 第3局 大盤解説会

2017/02/09

昨年3月の「2016年度第12回オールアマ囲碁団体戦」Bクラスで優勝し、賞品として日本棋院のプロ棋士による指導碁券を戴いた。この券の有効期限が来月に迫っていたので日本棋院に出かけ、関達也 3段の指導碁を受けた。関3段は向ヶ丘遊園囲碁サロンの講師をしており、2014年に指導碁を打って頂いたことがあった。その日は関東地方が何年ぶりかの大雪で帰りに通常15分ほどの電車が2時間ほどかかった。

(2014/02/08)

この日も関東地方は雪がちらついた処もあったようだが積雪には至らなく最高気温が3.1度と大変寒かった。関3段の親切な指導碁の後、市ヶ谷駅近くで食事をし日本棋院に戻り、ロビーで放映されていた棋聖戦第3局を見ながら、午後4時からの大盤解説会を待った。

解説担当プロ棋士は藤沢里菜女流本因坊。藤沢女流本因坊は昨年謝依旻女流5冠から女流本因坊を奪取した。藤沢女流本因坊は1998年生まれの18歳。一人での解説会は初めてと緊張している様子。囲碁の技術的解説は他のプロと同じレベルと思うが、一人での解説会は場の持たせ方など話術も必要で、そちらではぎこちなさが感じられたが、囲碁対局と同様ひたむきな様子は好感が持てる。

木曜日はプロ棋士の対局が多く行われているので他の棋士が様子を見に来ていた。大橋拓文6段、小山栄美6段、寺山怜4段、大西竜平2段、星合志保初段、上野愛咲美初段、が登壇し応援してくれたことは微笑ましい。

午後4時頃の時点では、白番河野臨挑戦者有利のようだったが、解説会が終了した6時40分頃には、相当に細かいという。井山棋聖のここからの強さはみんな知っている。電車の中でスマフォで観ていたが、私レベルではどちらが良いか不明。帰宅してパソコンで観たら井山棋聖の1目半勝ちとなっていた。河野臨挑戦者は優勢な碁をひっくりされショックを受けたと思うが、いつもタイトル戦は最終局まで行ってもらいたいと囲碁ファンは思う。

日本棋院1階ロビーで棋聖戦の放映

藤沢女流本因坊は一人で解説するのは初めてという

大橋拓文6段。最近AIの話題でよく名前が出てくる

小山栄美6段。元女流名人(通算4期)

次の一手問題。白番左下の劫材として、A(下辺滑り 15の十九),B(天元ボウシ),C(上辺ハネ 5の一)の三択。当たったが扇子の抽選には外れた

星合志保初段。2013年プロ入り

星合志保初段

寺山怜4段
藤澤一就八段門下

大西竜平2段。2000年生まれ。2016年新人王で初出場優勝(史上初・16歳6ヶ月は史上最年少記録)。大変期待されている新人。

上野愛咲美初段。2001年生まれ。2016年プロ入りした期待の女流棋士



これまでの「囲碁日記」はこちらからどうぞ。

戻る