囲碁日記


日本棋院囲碁情報会員と「基本囲碁定石事典」


2010/02/24
(会員サイトのロゴ)

1年ほど前から、日本棋院囲碁情報会員に登録している。
月会費は1,575円で、毎日出題される布石、詰め碁などの「1日1題囲碁問題」、月に20譜までの棋譜ダウンロード、毎月の「段級位認定問題」などを利用できる。 1日1題はほぼ毎日提出しているが、月に一度の段級位認定問題は、たまに提出している程度であった。応募欄には「 抽選で素敵?なプレゼントも当たります。奮ってご応募ください。」とある。 先月たまたま10門5分ぐらい考えて提出したところ、何と抽選で景品が当たった。 自宅の郵便受けにクロネコ宅急便の袋が置いてあり、差出人は日本棋院となっていた。 開けてみると囲碁定石事典上下巻が入っており、厳正な抽選の結果当選したとの書簡が同封されていた。高尾紳路著「基本囲碁定石事典」の上下2巻、価格は各巻2,520円。 2010年2月20日第一刷発行とある。囲碁新聞などで極最近発行されたのは知っていたが、いただいたのは大変うれしい。感謝をこめて応募者数アップにも貢献するかなと思いながら今月の問題を提出した。
上巻の高尾九段によるはしがきには、(抜粋)
 定石も進化している。定石の歴史は淘汰と復権の歴史である。日本棋院が前版「基本定石事典」(二十四世本因坊石田秀芳)を世に問うてから、すでに三十余年が過ぎた。この間適宜改訂を加えてきたものの、それではこうした定石の進化においつかなくなった。ここに二十一世紀版「基本定石事典」を上梓する次第である。本書は事典の体裁をとってはいるが定石講座としても広く活用していただきたい。
下巻のはしがきには、
  位とスピードにまさる星は、近代になってたいへん重宝されるようになった。三連星や中国流といった布石の出現もあって、使用頻度は昔と比較にならなく、星定石は格段の進歩を遂げた。前版「基本定石事典」とくらべ本書ははるかに多くのページを星にさいた。
ちなみに、新版は下巻523ページ中、第1部15ページから318ページまでを星にさいている。石田秀芳著の前版も持っているのでこちらは第3部から193ページであった。星がいかに重視されているかが解る。
早速下巻第1部星の定石から読み始めている。

高尾九段のブログ・「たかお日記」には、
  ”何十年も残せる「基本定石事典」に!”
  ”現在での最良の定石書を残そう”

と、あった。

「たかお日記」で本書にふれている。

これまで「囲碁日記」はこちらからどうぞ。