囲碁日記

第39回ジャンボ囲碁大会 雪組

2010/02/07

毎年、2月上旬に、日本棋院主催の「ジャンボ囲碁大会 雪組」が開催されている。ジャンボ囲碁大会は、 1チーム15名による団体戦で『雪組(法人各社・官公庁・日本棋院支部)』と『月組(囲碁愛好団体)』の2組に分かれて大会を行っている。雪組と月組に別れているのは、会社・官公庁など職場囲碁同好会と、元日本棋院院生やプロを目指して特別に修行している囲碁道場などのグループとでは、実力の違いがあるためである。 とはいっても、15人のメンバーをそろえるのは実力と層の厚さが必要で大きな組織でないと難しい。 私がOBとして参加している会社囲碁部は、昨年、一昨年とこの大会で2連覇を果たしている。今年は、部内の実力向上と層の厚さを誇示するために2チーム参加させようという幹事の意向であったが参加人数が若干足りないということで、私も頼まれた。 クラス別ではないのでとても私のレベルでは参加できないと断ったがいつも教えてもらっている幹事が困っている様子なので、補欠でなら参加すると言ったところ2チーム目の13番目(13将)として出ることになった。
 当日は12チーム180名の参加者であった。30分程早めに到着すると、すでに碁盤に石をおいて研究している人がちらほら。さすがに高レベルの大会と思った。 参加チームはわが社とライバルのコンピュータ会社F社が2チームの参加。他は1チームであった。囲碁が盛んとして知られている会社・官庁では、我々のようなOBはもとより、広く関連会社からも集めており上位15名のレベルは高い。 F社は最近私でも名前を知っている全国トップレベルの高段者が入社しており、多分法人としては現在最強チームである。結果は予想どおりF社が優勝でわが社No1チームが2位、3位と4位はともに総合電気メーカーH社とN社と入賞は電気メーカー、コンピュータ会社とで占められた。 囲碁は退職後もOBとして参加できるが、今回対戦したM商社は参加者全員がOBという。
私個人は予想どおり全敗で、目標の1勝は果たせなかった。1回戦と2回戦は明らかに実力の違いを感じた相手であったが、3,4回戦は、それほどの実力差は感じなかったが、負けてしまった。いろいろな面で反省と課題の多い大会で良い経験になった。

15人並んで一斉に対局するのは大会名にふさわしい

180人の参加者の熱気が伝わって来る

優勝のF社チーム

準優勝の我が社No1チーム

山本正人七段審判員

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