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2015/07/04

王景怡2段が初タイトルを獲得!会津中央病院杯決勝

(日本棋院サイトより)

第2回会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦の決勝が、 7月2日(木)、3日(金)の両日、福島県会津若松市の「今昔亭」で行なわれ、王景怡2段 が謝依旻女流名人に265手まで白番1目半勝ちをおさめ初タイトルを獲得した。

一昨年まで囲碁の女流タイトルは、台湾出身の謝依旻6段が独占していたが、昨年、平成10年生まれの藤沢里菜2段が第1回会津中央病院杯と第33期女流本因坊のタイトルを獲得した。

そして今回第2回会津中央病院杯を王景怡2段が獲得した。王景怡2段は台湾出身の王立誠9段のお嬢さんで、東京出身とあるので日本生まれの日本育ちと思われる。

会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦決勝は、女流棋戦初の持ち時間各5時間の2日制。賞金も女流棋戦では最高額の700万円。
 7月2日,3日の決勝に先立ち、6月6日、7日に予選から勝ち上がった女流棋士8人が、同じ会津若松に集い、トーナメント方式で1回戦と準決勝が行われ、藤沢里菜会津中央病院杯は準決勝で謝依旻女流名人に大石を取られ敗れた。
 週刊碁の記事によると、準決勝で敗れた藤沢里菜会津中央病院杯は、直後の解説会で「内容が悪くて悔しいです。」と感極まって泣き出してしまった、とのこと。
 藤沢里菜会津中央病院杯は前に見たテレビ番組で聞き手の質問した手に対して「その手は打てないです」と唇をかみしめて語っていたのを思い出した。
 プライドが許さない一手がある。プロ意識の強さを思った。
 同じく準決勝で王景怡2段は加藤啓子6段を破った。

1回戦,準決勝トーナメント(6月6日,7日)
鈴木 歩 6段
藤沢 
藤沢 里菜
 会津中央病院杯
謝 依旻 女流名人
桑原 陽子 6段
金子 真季 初段
王 景怡 2段
石井 茜 2段
加藤
加藤 啓子 6段

王 景怡
(オウ ケイイ/Wang Jing Yi)
昭和61年7月9日生
(日本棋院サイトより)




女流棋戦 (2015/07/04現在)
タイトル賞金主催・協賛など保持者
女流本因坊580万円共同通信他藤沢里菜
女流名人500万円産経新聞他謝依旻
女流棋聖500万円日本棋院・NTTドコモ謝依旻
会津中央病院杯700万円日本棋院・温知会王景怡

前夜祭(2015/06/05 今昔亭 サイトより)

決勝戦対局開始(2015/07/02・福島民報サイトより)

対局を終え、大盤解説する王2段(右)と謝2冠 (福島民報サイトより)

王2段(当時初段)は、私が幹事を務めた2010年の社内オープン戦で、ゲストとしてお招きしたことがあった。 スラリとした長身で大変美しい方との印象を持った。

抽選で王プロとの指導碁が行われたが、容姿とは別に大変手厳しい(相手が弱かったのかも...)指導碁では全員打ち負かされていた。

社内オープン戦指導碁(1)・2010/06/26

社内オープン戦指導碁(2)・2010/06/26



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