先日、Microsoft AzureでOutlookメールを読み込むという記事を書いた。ここで再度新Outlookについてより詳しく述べる。
当初は従来のPOP/IMAP方式のメインのアカウントを新Outlookアプリに移行し、多角的に試してから新しくOutlook.comカテゴリーのアカウントをメインにしようと思ったが、新Outlookに移行したPOP/IMAP方式のアカウントでは機能に制限がある。さらに新Outlookの特にセキュリテイ機能などを考慮してこの際一挙にOutlook.comカテゴリーのアカウントをメインにした。
なにしろ長期間にわたって慣れ親しんだ従来のOutlookからは頭の切り替えが必要だ。従来のOutlookアプリがOneDriveに移行後、頻繁に起動しない現象が出てきたことも動機になっている。
以下、Outlook関連の情報をChatGPTと対話生成で述べる。できる限り確認はしているが実証していないものもある。情報は頻繁に変わるので都度確認が必要。
ここでOutlook.comアカウントとは、@outlook.com, @outlook.jp, @hotmail.com, @live.com, @msn.comなどのドメインアカウントの総称。
新Outlookは、Windows10やWindows11ではWindows Updateで自動的に導入されている。
Windowsのアプリ一覧では
従来のOutlookは Outlook (classic)と名前が変わっている。新Outlookが導入されてなければWindowsのMicrosoft StoreからOutlookと検索して「Outlook for windows」を導入する。これにより従来のOutlookの画面右上の「新しいOutlookを試す」トグルスイッチで、従来のOutlookから新しいOutlookに切り替えることができるようになる。
新Outlookは、Web技術をベースにしたアプリケーションであり、メールデータはクラウド上に保存される。ウェブ版Outlookと似たインターフェースを持ち、Gmail, Yahoo!メールなどのWebメールのような動作をする。
新Outlookは、Microsoft 365(サブスクリプション個人/法人)やOutlook.comなど、Exchangeベースのクラウドメールアカウントを中心に設計されており、カレンダーや連絡先、メールの即時同期といった機能がフルに活用される。一方、従来のPOP/IMAPアカウントはサポートされるものの、一部機能に制限がある。
新旧の機能の比較
| 項目 | 新Outlook for Windows |
従来のOutlook Desktop |
|---|---|---|
| 対応アカウント |
Microsoft 365(個人/法人) outlook.com / outlook.jp / hotmail.com / live.com Gmail / Yahoo / iCloud IMAP(※POP非対応) |
Microsoft 365(個人/法人) Outlook.com / outlook.jp / hotmail.com / live.com Gmail / Yahoo / iCloud IMAP / POP対応 |
| インターフェース | Web版Outlookと統一されたモダンUI(Chromiumベース) | リボンUIベースのフル機能型デスクトップアプリ |
| 動作環境 | 軽量なWeb技術ベース(Edgeエンジン) | ネイティブアプリ、重厚だが安定 |
| メール分類機能 | フォーカス受信トレイ、@メンション、ピン留め、タブ分割 | クラシックな受信トレイ、ルール分類、カテゴリ |
| カレンダー連携 | Outlook.com系予定表、Teams連携標準 | PST/OST予定表、Teams/Skype対応(制限あり) |
| アドイン対応 | Webアドイン(Office Add-ins のみ) | COMアドイン・VBA連携可(旧式含む) |
| 検索機能 | Microsoft Search、クラウド連携の自然文検索 | 高速インデックス検索(ローカル対応) |
| セキュリティ機能 | Microsoft Defender統合、迷惑メール自動検出、ゼロトラスト*対応 | Windows依存、カスタマイズ可能(工夫次第) |
| カスタマイズ性 | 低め(UIは固定、テーマ程度) | 高(リボン・レイアウト・ビュー自由自在) |
| オフライン使用 | 基本はオンライン(キャッシュ対応あり) | フルオフライン対応(PST/OST保存) |
| 添付ファイル管理 | OneDrive推奨、自動クラウド保存 | ローカル添付、PST/OSTにも保存可 |
| POPアカウント | ❌ 非対応 | ✅ 対応 |
| IMAPアカウント | ✅ 対応 | ✅ 対応 |
| 予定表・会議連携 | Teams会議ボタン、予定表共有しやすい | Skype・Teams対応(設定必要) |
| ユーザー層 | 個人ユーザー、Microsoftアカウント中心 | ビジネスユーザー、IT管理者にも対応 |
| 導入方法 |
Microsoft Store Outlookの「新しいOutlookを試す」切替スイッチ Windows Updateで自動導入される場合あり |
Office/Microsoft 365インストール時に含まれる 個別セットアップ可能 |
*ゼロトラストとは、「すべてのアクセスを常に検証する」という前提で設計されたセキュリティモデルで、新OutlookではMicrosoft Defenderによるフィッシング対策や添付ファイル検査、多要素認証(MFA)対応、リンクのリアルタイム検査などを通じて、信頼できるユーザー・デバイス・通信のみを許可し、不正アクセスや情報漏えいのリスクを最小限に抑える仕組みが導入されている。
新Outlookでは、POPアカウントは非対応となっているが実際には設定可能だが、多くの機能制限があるようだ。
Microsoft 365 は2017年に企業向けに発表され、消費者向けのPersonal / Familyが2020年3月に発表された。間を置いてMicrosoft 365 Basic が2023年1月に発表された。
新Outlookは、Microsoft アカウントのみあれば無料でも使える。有料版のMicrosoft 365 Basic、Microsoft 365 Personal との比較。
| 機能 | Microsoft アカウント(無料) | Microsoft 365 Basic | Microsoft 365 Personal |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | ¥0 | ¥299(税込) | ¥1,490(税込) |
| OneDrive ストレージ | 5GB | 100GB | 1TB |
| Outlook メール | ○(広告あり) | ○(広告なし) | ○(広告なし) |
| デスクトップ版 Office アプリ | × | × | ○ |
| Web/モバイル版 Office | ○ | ○ | ○(追加機能あり) |
| Outlook の広告ブロック | × | ○ | ○ |
| 迷惑メールフィルター (新Outlook共通) |
○ | ○(より強化) | ○(より強化) |
| フィッシングメール検出 (リンクのスキャン等) |
○ | ○ | ○ |
| 差出人詐称検出(SPF, DKIM, DMARC)* | ○(表示あり) | ○ | ○ |
| 信頼できる送信者のホワイトリスト | ○(手動設定) | ○ | ○ |
| リンク・添付ファイルのスキャン | × | ○ | ○(Defender機能と連携) |
| OneDrive の個人用 Vault | ○(3ファイルまで) | ○(無制限) | ○(無制限) |
| ランサムウェア対策・復元 | × | ○ | ○ |
| Microsoft Defender セキュリティ | × | × | ○ |
| AI支援(Copilot) | × | × | ○(対象アプリのみ) |
セキュリティ機能について、少し掘り下げて設定なども述べる。
新Outlook(Outlook.com / Microsoft 365)における *「Microsoft Defender・迷惑メールフィルター内蔵」の仕組みについて、以下の通りわかりやすく説明します。 ✅ 概要:新Outlookのセキュリティ機能 新Outlook(Exchange Onlineを基盤とするWebメール)は、Microsoftが提供するクラウドベースのセキュリティ保護機能を内蔵しています。主な機能は以下のとおりです: 1. Microsoft Defender for Office 365(企業向け) > ※個人向けOutlook.comではその一部が標準で適用されています ・フィッシング対策 : 偽のログインページや詐欺サイトを含むメールを自動で検出・警告します。 ・マルウェア対策 : 添付ファイルやリンクにマルウェアが含まれていないかスキャンされます。 ・リアルタイムのURLスキャン: メール内のリンクをクリックしたときに、悪意のあるURLでないかを確認します。 2. 迷惑メールフィルター(Junk Email Filter) Outlook.com や Microsoft 365 のメールでは、迷惑メールを自動で識別し、迷惑メールフォルダーに振り分けます。 フィルターの判断基準(例): * 差出人の評価(ドメインの評判やSPF/DKIM/DMARC認証)参考):メールヘッダー(Email Header) * メールの本文やリンクの構造 * 類似パターン(過去のスパムと同一傾向の文章など) * 受信者の操作履歴(「迷惑メールとして報告」など) 補足: * OutlookはAIを活用して、継続的に迷惑メール判定の精度を上げています。 * 迷惑メールフォルダー内のメールは 30日で自動削除されます。 3. 安全な添付ファイル・リンクの保護(Safe Attachments / Safe Links) * Safe Attachments: 添付ファイルを事前にクラウド上の「隔離環境」で開き、マルウェアの有無をチェック。 * Safe Links : メール内のリンク先をリアルタイムにスキャンし、フィッシングや悪質なWebサイトであればブロック。 (※この2つは主に Microsoft 365 Business / Enterprise プラン向けですが、Outlook.com でも一部機能が使われています) 🔐 セキュリティ強化の背景 従来のPOP/IMAPの仕組みでは、メールが一度端末にダウンロードされるため、ウイルススキャンや迷惑メール判定は基本的にメーラーやセキュリティソフト任せでした。 新OutlookではすべてのメールがMicrosoftのサーバー上で管理されるため、サーバー側でスキャン・防御・警告処理を自動的に行うことができます。これにより、ユーザー側の負担が軽減され、セキュリティの水準も向上しています。 📝 まとめ ・ Microsoft Defender : マルウェア・フィッシング・偽装リンクを検出/ブロック ・ 迷惑メールフィルター : 不審なメールを自動で迷惑メールフォルダに振り分け ・ Safe Attachments / Safe Links : 添付・リンクのリアルタイム保護(Microsoft 365プランで強化) ・利用範囲 : Outlook.com(個人向け)でも一部は標準搭載。Microsoft 365では強化版が有効。 以下に、新Outlook(Outlook.com または Microsoft 365)でユーザーが設定できるセキュリティオプション一覧と、迷惑メールの誤検出への対処法をまとめました。 ✅ ユーザーが設定できるセキュリティオプション一覧(Outlook.com / Microsoft 365)
🚨 迷惑メールの「誤検出」に対する対処法 1. 📥「迷惑メール」フォルダーから復元する Outlook.comでの手順: 1. 左側のナビゲーションメニューから「迷惑メール」フォルダーを開く。 2. 該当メールを右クリック → 「迷惑メールではない」を選ぶ。 3. 以後、同じ送信者からのメールが受信トレイに届くよう学習されます。 2. ✍️ セーフリストに登録する(ホワイトリスト化) * 設定 → メール → 迷惑メール へ移動 * 「信頼できる差出人とドメイン」に次のように追加: example@example.com exampledomain.com 3. 🚫 誤ってブロックしていないか確認する * 「ブロックした差出人とドメイン」に誤って入っていないか確認。 * 誤って入っていた場合は「削除」して解除。 4. 🧪 迷惑メール学習に協力する * 本物の迷惑メール → 「迷惑メールとして報告」することでOutlookのAIフィルターが学習。 * 本物の正常メール → 「迷惑メールではない」と報告で学習効果あり。
設定項目 説明 設定場所(簡易) 迷惑メール フィルター 信頼する差出人/ドメインをホワイトリストに追加 「設定 ⚙」→「メール」→「迷惑メール」 差出人セーフリスト 誤って迷惑メールになるのを防ぐ 同上(「信頼できる差出人とドメイン」) 差出人ブロックリスト 特定のメールアドレスやドメインを拒否 同上(「ブロックした差出人とドメイン」) フォワード設定 怪しい自動転送を防止、転送元確認も可 「設定 ⚙」→「メール」→「転送」 2段階認証(MFA) ログイン時のセキュリティ強化(SMS, 認証アプリなど) Microsoftアカウント →「セキュリティ」→「2段階認証の設定」 パスキー(Passkey)対応 生体認証やPINで安全にログイン Microsoftアカウント →「セキュリティ」→「アクティビティの確認」 最近のアクティビティの確認 不審なログイン履歴を確認 Microsoftアカウント →「セキュリティ」→「アクティビティの確認」 リンクの自動解決(Safe Links) リンクを Microsoft の安全スキャナで検査(一部ビジネスプラン) Microsoft Defender for Office 365 添付ファイルの自動スキャン ダウンロード前にスキャン(自動) 内蔵機能、設定不要 感想
フィッシングメールはセキュリテイの検証がなされていて自動的に迷惑メールフォルダーに振り分けられ、ユーザー側でも細かくカストマイズ設定できる。
MicrosoftアカウントのみでMicrosoft 365の契約がなくても新Outlookは使える。
確かにWebメールは便利で、例えば外出前にパソコンから返答したメールに誤りがあったのを途中の電車内でスマホで読み返して気がつき、すぐに訂正メールを出すことができる。
また、Microsoftの業務効率化AIであるCopilotを新Outlookで使える。メールの要約、返答メールのガイド・校閲等便利だが、なんとなく自分の文章力が衰えてくるような気がする。使い方はこれからの課題である。
メールアプリも新しいステージに入っているように思う。