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(身近な)野鳥写真アルバム・水鳥編

薬師池公園は薬師池を中心に梅林、蓮田、万葉草花苑、菖蒲園などに多彩な植物が植えられており四季おりおりの様相を呈している。

太鼓橋の掛かった薬師池には水鳥が棲んでおり、冬季には渡り鳥も多く飛来する。

イソシギ

留鳥

2022年の冬に近所の鶴見川で初めて見た鳥。全長20センチ。磯というから海岸地帯に棲息すると思っていたが、調べてみると海辺より河川にいるという。セキレイと同じように尾羽を上下に動かす。
日本では全国で繁殖しているが、北日本では夏鳥。河川、池沼畔、時に海岸にも出現する。日本では淡水域に多く見られ、海岸で見ることは比較的少ないので、「磯鷸(イソシギ)」の名は、生息地を現している種名とはいえないようだが、名前の由来は諸説あるが定かではない。

(鶴見川)

(鶴見川)

オオバン

留鳥/漂鳥

近所の鶴見川でよく見かける。大体同じ場所にいるようだ。水性植物が主食だが魚類も食べるようだ。

虹彩は赤や赤褐色。嘴の色彩は白い。上嘴から額にかけて白い肉質(額板)で覆われる。足の指にアヒルのような水かき(蹼膜:ぼくまく)がなく代わりに木の葉状の膜(弁膜:べんまく)がある。(鶴見川)

(鶴見川)

オシドリ

留鳥/漂鳥

2020年の師走頃から見かけるようになった。それ以前はいなかったようだ。よく目立つので多くの人が足を止める。

最初の頃はメスとともに行動していたがそのうちメスが見えなくなってヤモメドリになってしまったようだ。(薬師池公園)

(薬師池公園)

(薬師池公園)

カイツブリ

留鳥/夏鳥

薬師池の中に浮き出ている浄水用のパイプの上に毎年卵を産みひなが孵る。この鳥は足が後方についておりほとんど歩けなく水上で過ごす。

親鳥はせっせと潜って餌を食べさせている。(薬師池公園)

(薬師池公園)

2022年1月6日に東京でも10センチの積雪があった。翌朝晴れたが薬師池の3分の2ほどは水面に雪が積もっていた。朝日を浴びて暖を撮っている親子がいた。この雛鳥は前年12月に卵から孵った3羽のうちの1羽。そして1月半ばの寒の入り頃から雛鳥は全部見なくなった。(薬師池公園)

カルガモ

留鳥

カルガモはよく見かけるが人間に慣れていて親しみがわく。

紅葉時期(薬師池公園)

ショウブ祭り頃(薬師池公園)

カメラマンの前をお通り(薬師池公園)

蓮田では5月中旬に10数羽のひなと母がもがいた。数日経て見かけると1羽少なくなっていた。カルガモのひなは他の鳥や獣に襲われ1年後に生存しているのは1、2羽という。(薬師池公園)

素早い ! (薬師池公園)

ダイサギを威嚇する母がも(薬師池公園)

カワウ

留鳥

日本で繁殖する留鳥。潜水が上手でよく魚をとらえている。ウ類の翼羽は油分が少なくあまり水をはじかないため、長時間、同じ姿勢を保ち濡れた翼を広げ小刻みに震わせ翼を乾かす習性を持つ。

(鶴見川)

(鶴見川)

(鶴見川)

キンクロハジロ

冬鳥

ユーラシア大陸で夏に繁殖し日本には冬季に渡ってくる。虹彩が黄色なことからの和名。

(薬師池公園)

(薬師池公園)

(薬師池公園)

メス(左2羽)とオス(薬師池公園)

クイナ

漂鳥

本州北部以北では繁殖していて、本州以南で越冬する。湿原、湖沼、水辺の竹やぶ、水田などに生息する。半夜行性で、昼間は茂みの中で休む。和名は本種ではなくヒクイナの鳴き声(「クヒ」と「な」く)に由来し、古くは本種とヒクイナが区別されていなかった。驚くと尾羽を上下に動かし、危険を感じると茂みに逃げ込む。食性は雑食で、昆虫、クモ、甲殻類、軟体動物、魚類、両生類、小型鳥類、植物の茎、種子などを食べる。

(鶴見川)

(鶴見川)

コガモ

冬鳥

警戒心が強く鶴見川の土手からカメラを向けると川にせり出している枝に隠れた。

(鶴見川)

(鶴見川)

コサギ

留鳥

川の石の下に足を入れて魚を追い出そうとしているのを見かけるがほとんど空振りのようだ。

(鶴見川)

大きい方はダイサギ(薬師池公園)

ダイサギ

留鳥

鶴見川や薬師池公園でよく見かける。身長が大きいので目立つ。眼先が緑がかる婚姻色が現れることもある。

蓮田を通りかかったらダイサギが餌を捕っていた。ふと目の周りをみると緑色をしていた。これまで気が付かなかったが後で調べたら婚姻色という。(薬師池公園)

(薬師池公園)

トモエガモ

冬鳥

この冬初めてみたカモ。顔の模様が巴模様に似ていることからの和名。カモの中で最も美味であるという。ユーラシア大陸で夏に繁殖し日本には冬季に渡ってくる。水生植物、藻類、昆虫、甲殻類、貝類なども食べる。開発による生息地の破壊、乱獲により生息数は激減している。絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)

ある時数人のカメラマンが一斉に池の中央にレンズを向けていた。望遠レンズで覗くとよくみるマガモに似ているがどこか違うので写真を撮った。(薬師池公園)

このカモの情報がネットでひろまり遠くから来たカメラマンもいたようだ。(薬師池公園)

ハシビロガモ

冬鳥

シャベルのようなくちばしで水を吸い込み 植物プランクトンなどを濾して食べる

ミコアイサの撮影のため新横浜公園に行ったときに出会った。オス、メスとも嘴が特徴。(新横浜公園)

バン

留鳥

大きさは35センチほど水辺に住む。食性は雑食性で、昆虫、甲殻類、植物の種などいろいろなものを食べる。「クルルッ」と大きな声で鳴き、この声から水田を外敵から守る「番」をしている鳥として名前の由来になったとされる。(wiki)

鶴見川の遊歩道からみたら向こう岸の浅瀬を歩いていた。(鶴見川)

(鶴見川)

ホシハジロ

冬鳥

ユーラシア大陸で夏に繁殖し日本には冬季に渡ってくる。漢字では星羽白。

(薬師池公園)

オス(薬師池公園)

メス(薬師池公園)

2022年1月6日東京でも10センチの積雪があった(薬師池公園)

マガモ

冬鳥/漂鳥

ユーラシア大陸で夏に繁殖し日本には冬季に渡ってくる。水面を泳ぐのは上手だがもぐれず、水中に首を突っ込んだり逆立ちしたりしてえさをとる様子がよく見られる。

(薬師池公園)

ミコアイサ

冬鳥

別名「パンダガモ」と呼ばれる。大部分は大陸から冬鳥として渡来する。

漢字で巫女秋沙。巫女の白装束に由来する。

写真展でこの鳥を見て一度撮りたいと思っていた。(新横浜公園)

(新横浜公園)


薬師池公園

薬師池公園は都内でも有数の野鳥の撮影ポイントとされ、バードウォッチングや写真撮影の目的で遠くからも来園者がある。

野鳥にとっては迷惑かもしれないが、みんな野鳥が好きで大切にしたいと思っている。

(薬師池公園)

ルリビタキ・ジョウビタキなどのポイント。初めてエナガと出会った場所。(薬師池公園 真冬)

カワセミの撮影ポイント(薬師池公園 紅葉の頃)