東北新幹線「スーパーこまち」と秋田県立美術館

2013/05/07

秋田に用事があり、いつもは車で650キロの道のりをドライブして行くが、今回は電車で行くことにした。
秋田までは一日4往復で今年の3月から運行を始めた「スーパーこまち」の予約がとれた。 スーパーこまちのデザインは、「フェラーリ」のデザイナーとして知られる奥山清行が監修した、というだけあって流れるような美しい曲線。車内も随所に秋田にちなんだ模様など目立つ。
あかね色の車体は秋田の伝統行事「なまはげ」や夏祭りの「竿灯」をイメージしたとのこと。なまはげの赤鬼は赤いが、竿灯とあかね色は結びつかないと思ったが、理屈抜きにあかね色の車体は、大変気に入った。 客車のドアには稲穂の模様が入っており中に入ると黄色のシートが秋の田んぼのイメージ。最も新しいE6系ということでのり心地もよい。

翌日の夕方、9月に本オープン予定の新秋田県立美術館を訪問。昨年から工事が始まり今年の6月に完成予定。その後現在千秋公園にある美術館から作品を移し、本オープンは今年の9月28日。公益財団法人平野政吉美術財団の藤田嗣治作品が展示される。それまでは内部が見学出来る。
1階の入口から入ると、螺旋階段があり2階へと導かれ、2階には水庭のミュージアムラウンジがあり、窓いっぱいに広がった広小路越しの千秋公園が見渡せる。 3階ギャラリーでは、秋田県立美術館竣工記念展「安藤忠雄の美術館−秋田県立美術館完成までのプロセス−」が開かれており、安藤忠雄設計による、当美術館の詳細な紹介とともに、国内外の建造物模型や写真が展示されていた。
9月の本オープンが楽しみである。

スーパーこまち。盛岡までは青森行きの「はやて」と連結していく。(東京駅)

座席は黄色、ドアガラスは稲穂の図柄。

通路はあぜ道のイメージ柄

上りのスーパーこまちとすれ違う(仙北市神代)

高校時代に秋田まで通学した峰吉川駅通過。当時歩道橋はなかった。

2013/05/08

平成25年9月28日(土)に本オープンする新秋田県立美術館。現在暫定オープンしている。

美術館に隣接するエリアが公募により「エリアなかいち」と名付けられた。マスコットキャラクター「与次郎」の像。千秋公園内の与次郎稲荷神社(輿次郎稲荷神社)に祀られている狐を図案化したもの。与次郎のひげが何者かに切られ、テレビで全国二ュースにもなった。マスクで隠し応急処置。

入口

2階レベルの水庭越しに、千秋公園を望む「ミュージアムラウンジ」。ソファに座ってコーヒーが飲める。

冬期は水を抜き雪景色にするという。