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2024/03/23

第25回全国高校選抜ラグビー

高校野球の全国大会では真夏の大会と春の選抜大会がよく知られており、どちらも甲子園で開催される。

高校ラグビーでは、年末から年始にかけて東大阪市の花園ラグビー場で開催される全国大会と、3月下旬に埼玉県熊谷市で開催される選抜大会がある。2023年の年末から2024年の年始に開催された花園での大会には各県1校ずつと北海道と東京が各2校、大阪が3校の51校が出場し、神奈川県の桐蔭学園が優勝した。

春の選抜大会の出場枠は、2月に全国を9ブロックに分けた予選が行われ各ブロックに全国大会出場枠が割り当てられる。内訳は北海道 1、東北 3、北信越 1、 関東 5、東海 3、近 畿 6、 中国 2、四国 2 九州 5となっており、これに開催県1、昨年度優勝ブロック 1、実行委員会推薦枠 2(東1・西1)が加わる。

2024年2月に福島で行われた東北ブロック予選の結果、優勝 仙台育英、2位 秋田工業、3位 青森山田の三校が選抜大会に出場することになった。

近畿ブロック予選では、優勝 大阪桐蔭、2位 御所実業、3位 常翔学園、4位 京都成章、5位 東海大仰星、6位 天理となり6校が選抜大会に駒を進めた。

選抜大会の初日3月23日(土)に行われた一回戦で東北代表の3校とも近畿代表と対戦し、 東海大仰星(大阪) 74 - 0 仙台育英(宮城) 、常翔学園(大阪) 79 - 3 秋田工(秋田)、御所実(奈良) 83 - 0 青森山田(青森)となって、東北の3校はいずれも近畿の3校から一つもトライを取れなかった。


3月23日(土)関東地方は冬型の気圧配置になり、試合の開始される正午の熊谷市の気温は7度C。時折日がさす風が強く寒い日で朝方は雪が降ったらしい。

試合開始の30分ほど前に熊谷ラグビー場に到着し、母校の秋田工業 対 常翔学園(大阪)の試合を応援した。このところの西高東低といわれる高校ラグビーレベルで秋田工業が勝てるとは思っていなかったが、結果は秋田工業の得点が前半のペナルティゴールの3点のみだった。

常翔学園の選手に対するタックルが全く効かなく秋工の選手がかわされるか引きずられながら前進され、マイボウルのスクラムも押されて相手ボールになってしまう。秋田工業も一応は秋田県代表で東北大会決勝では17対19と仙台育英に惜敗したチームである

終わってみれば3対79という点差は同じ高校生のはずなのに、どこから来るのかと首をかしげたくなる。

3月24日(日)に行われた一回戦敗けチーム同志の結果は次の通り、
 秋田工業12-22松山聖陵
 (前半5-15・後半7-7)
 仙台育英17-52長崎北陽台
 (前半12-38・後半5-14)
 青森山田7-46昌平(埼玉)
 (前半0-27・後半7-19)

春の選抜大会は、1年生と2年生のチーム構成で雪国ではラグビー経験の少ない選手もいるかと思う。これから年末の全国大会までに練習で鍛えて悔いのない選手生活を送ってもらいたい。


スクラムも完全に押されている。太ももの太さなど体格の違いが判る

ペナルティキック成功。全得点はこれだけ

わずかなチャンスも押し返された

ワールドカップが行われたAグランド

結果

なまはげは人気がある

Aグラウンドのショップからグラウンドを覗いた




帰りの鶴見川

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