秋田ひぇばなの会出版記念会 於:日本青年館(神宮外苑)

2017/11/24

「秋田ひぇばなの会」(*1)から「首都圏在住秋田人100人の物語」が11月に出版され、出版記念会が11月24日神宮外苑の日本青年館で開催された。

昨年高校同窓会の秋田ひぇばなの会にも参加している舩木さんから、100人の"名もない"秋田出身者で首都圏在住者の人生やふるさとへの思いについて、出版を考えており、寄稿を依頼された。

2400文字以内との依頼であったが、多感な子供の頃から近況まで思ったことを書くと、5千字程度になったので、就職してから定年退職まで特に秋田に関係しないとして省略した。次第に失われてゆくふるさとの自然を惜しむ思いを綴った。

5月に原稿を締め切り8月出版と聞いていたが、相当難儀をしたとみえて11月になって、本が送られてきた。

想像していたより立派な装丁で、内容の構成もよく出来ていて感心した。

表題は100人としているが実際は117人が寄稿しており、高齢世代が主だが30代から90代までと年代層も広く、人それぞれの人生にそれぞれの想いがあり、実に読み応えがある。

「ひぇばな」とは秋田の方言で、「では」とか「またな」とか、別れ際に使う言葉で英語の「See you」とも同じ。秋田県人は「はひふへほ」の発音が特殊で、私も「ひ」と「へ」の発音がおかしくよく聞き返された。例えば「へんじ(返事)」が「ふぇんじ」となってしまう。

*1「秋田ひぇばなの会」とは; ふるさとの出身市町村の垣根を取り払い、首都圏に在住する県出身者と共に、秋田の情報を知り深く考えながら郷土の文化に誇りをもって過ごしたいという主旨のもとで発足しました。会の名称には、別れの挨拶「ひぇばな」、《又ね》と再会を約す思いを込めました。


序章 詩朗読 岩崎恭子さん 藤原和広氏

序章1ページ、東京タワーから始まり、秋田の春夏秋冬毎の思いを綴り、最後はスカイツリーの今を見つめる

代表挨拶 田村輝夫氏

編集スタッフ紹介

秋田出身の歌手順弘子さんと、私の高校同窓会の先輩

同窓会長三平さん

南極まで観測隊員や物資を輸送する「砕氷船しらせ」に乗員した女性自衛官

秋田で活躍している女優浅利香津代さん、「人はいずれ亡くなるが、本は残る」とソフトな秋田弁で語った。

日本青年館ホテルロビーから神宮球場。その先に銀杏並木を望む



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