年が変わるというのは人間社会のきまりのことで自然界では何も変化はないのだが、川のせせらぎも道路際の木立の冬芽も春の訪れが遠くないことを知っているように思ってしまう。
この朝、顔の寒さで目が覚めた。外に新聞を取りに出ると地面の氷がバリバリと音を立てる。8時過ぎカメラを持っていつもの鶴見川、七国山経由で薬師池公園に向かった。
鶴見川沿いを上流に向かうと丹沢山系の尾根の上にわずかに冠雪した富士山が姿を見せる。
薬師池公園では10数人のカメラマンが野鳥を狙っていた。薬師茶屋の近くを通ると、茶屋のおばさんと客の会話で、温度計がちょうど0度との声が聞こえた。