まもなく1月も終わり節分近くになると昼の日差しも明るく感じるようになって、忠生公園の蝋梅が頭に浮かぶ。前回訪れたのは2年ほど前かと思っていたが2021年1月27日だった。
この日、午後の日差しが横方向から差し、かつ青空が見える時刻を狙って入園。平日は駐車料金は無料らしい。
約80本の蝋梅園は中央に「満月蠟梅」道路脇には「素心蝋梅」の名札。
一通り、日差しに透けてみえる蝋細工のような写真と青空をバックにした金色の写真を撮ったあと、階段を下りて自然を生かした風の広場に降りた。前回訪れた時は河津桜が数輪ほころびていたが、今年はまだつぼみも膨らんでいないようだ。乾燥した湿地を一回りして再び蝋梅園に戻り12-40ミリ、f2.8のレンズに変えて撮影した。
蝋梅は、中国原産の落葉低木で、冬に香り高い黄色い花を咲かせる。別名「唐梅(カラウメ)」とも呼ばれ、江戸時代初期に日本へ渡来した。花弁は半透明でロウのような質感があり、甘い香りがする。花の中心は暗紫色だが、ソシンロウバイは全体が黄色い品種耐寒性、耐暑性ともに強いく、雪の中で咲く「雪中四友(*)」の一つ。(*雪中四友(せっちゅうのしゆう)とは、雪の降る厳しい寒さの中でも咲く梅、蝋梅、山茶花、水仙の4種類の花。中国の文人画に好んで描かれており、高潔な人格の象徴として捉えられていた。
素心蝋梅
素心蝋梅
蝋梅園から階段を降りると広場風になっている
前回訪れた時は水が流れていた