東京で12月上旬まで紅葉が見れるという六義園。天気予報のとおり朝から快晴で今年の紅葉もギリギリ最後と思われたので出かけた。
前日まで、夜間のライトアップがあったらしい。JR駒込駅から徒歩7分ほど。入口にこの日(12月5日)は正午で閉園と張り紙があった。午前中に来てよかったが、出かける前にネットで調べたがそんな情報はなかった。チケット売り場には20人ほどの行列が出来ていた。
今年は他の公園などでも初冬まで気温が高いことなどもあって紅葉がイマイチのような話を聞く。それでも12月に入って寒い日が続いたため、都心としては紅葉といえる程には色づいていた。
六義園を造営した柳沢吉保といえば、知る限りではあまり良い印象は持っていないが、和歌に由来した庭園を作ったかと思えば少しはイメージアップした。
園内ですれ違う人から中国語が聞かれたので、震災後中国人観光客が戻ってきてくれたかと思った。
六義園は、徳川五代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が、自らの下屋敷として造営した大名庭園である。
「六義園」の名称は、紀貫之が『古今和歌集』の序文に書いた「六義」(むくさ*)という和歌の六つの基調を表す語に由来する。六義園は自らも和歌に造詣が深かった柳沢が、この「六義」を『古今和歌集』にある和歌が詠うままに庭園として再現しようとしたもので、その設計は柳沢本人によるものと伝えられている。
明治の初年には三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が六義園を購入、維新後荒れたままになっていた庭園に整備が施された。
昭和13年 (1938) には東京市に寄贈され、以後一般公開されるようになった(有料)。東京大空襲の被害を受けることもなく、造園時の面影を残したまま今日に生き延びた六義園は、昭和28年 (1953) に特別名勝に指定されている。
* 中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」、すなわち風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来する。
入場料一般300円。65歳以上150円。
蓬莱島
イチョウの大木
滝見の茶屋
ドウダンツツジ
水面からの光が紅葉に反射していた。
紀州にある同名の山を模して築山した「藤代峠」から。
ハゼの木
実からろうそくを作る。
田鶴橋
知らない人なので...。