京成バラ園。バラの栽培に興味を持っている人はだれでも知っている日本で最も有名なバラ園。千葉県八千代市にあり30,000平方メートルの広さに1,000品種7,000株のバラを栽培しているという。1959年、京成電鉄が経営していた谷津遊園のバラ園に使うバラの栽培・育種を目的に設立された会社が起源。
東京に来てまもなく30年になるが、いつかは訪れたいと思っていながら果たしていなかった。前日のNHKテレビでこのバラ園が紹介され、今年は春先の寒暖の差が大きかったために、ここ数年で最もバラが美しくいま満開という。この日の天気予報も翌日は梅雨の晴れ間で湿度も少なく絶好のお出かけ日和とはやし立てる。ほかの予定をキャンセルして出かけることにした。
朝8時過ぎに自宅を出て、小田急線鶴川駅から各駅停車で新百合ヶ丘駅、急行に乗り換え、新宿でJR中央快速に乗り、お茶の水駅から総武線各駅停車で西船橋駅、そこから東葉高速鉄道で八千代緑が丘駅に10時40分ころ着いた。
八千代緑が丘駅から案内の看板に従ってバラ園入口まで徒歩10分ほど。
時期的には、最もよい時期を数日過ぎたように感じたが、十分に満開といってもよい咲き具合と思う。名前や由来を知っているバラに出会うと親しみが沸く。デズニーランドローズやベルサイユのばらテラス、鈴木省三メモリアルガーデンなどテーマのあるエリアもあって入場者を飽きさせない。
京成バラ園とともに有名な、鈴木省三(スズキセイゾウ・1913-2000)は、1959年の京成バラ園芸創立時に研究所所長に就任し、数多くの品種を作出し、「ミスターローズ」、「バラの父」と呼ばれ、世界的な育種家としてKEISEI ROSEの名を世界に広めた。
帰りは八千代緑が丘駅から地下鉄東西線直通で大手町まで来て、千代田線で代々木上原、小田急線で新百合ヶ丘駅と来た。こちらの方が早かったようだ。
八千代緑が丘駅から高架の線路沿いの道を徒歩10分あまりでバラ園に着く。
バラ園の入口。大人1,200円の入場料。65歳以上800円。
写真などで見ていたが、おもわず声が出るほどの広さと花の濃さ。
「ほのか」2004年京成バラ園芸
「さらさ」2009年京成バラ園芸
「スプリング コサージュ」2009年J&P
「ブルー パフューム」1978年タンタウ。
「アスピリン ローズ」1997年タンタウ
「ブライダル ティアラ」2009年J&P
「秋月」1982年京成バラ園芸
「夢」1994年京成バラ園芸
「丹頂」1986年京成バラ園芸
「オーナー ドウ バルザック」1994年メイアン。
「伊豆の踊子」2001年メイアン。
「万葉」1988年京成バラ園芸。
「リモンチェッロ」イタリア名物のレモンのお酒からの名。
「ダブル ディライト」1977年 アメリカ作出
「ロイヤル ハイネス」1962年 アメリカ作出
「レッドクイーン」1998年コルデス
「朝霞」1973年京成バラ園芸。
「ピエール カルダン」2008年メイアン。
「ピンク フレンチレース」2004年武藤忠志
「虹」2003年京成バラ園芸。
「マチルダ」2003年メイアン
「プリンセス ミチコ」1966年ディクソン
「コティヨン」1999年J&P
「ホット ファイヤー」2003年インタープランツ
「アクロポリス ロマンティカ」2005年メイアン
「チョコレート サンデー」2009年メイアン
「ブルーリバー」1984年コルデス
「ハニー キャラメル」2006年インタープランツ。
鈴木省三アニバーサリーガーデン。2013年鈴木省三生誕100年を記念して造られた。
「聖火」1985年京成バラ園芸。鈴木省三最初のバラ。
「ディズニーランド ローズ」
「ディズニーランド ローズ」
2012年公開された「ベルばらのテラス」。人が絶え間なく続きしばし待っての写真。
以前娘が読んでいた漫画「ベルサイユのばら」で知っていたオスカルとアントワネットのパネル。
「ベルサイユのばら」メイアン
「カフェラテ」デ・ルイータ
「ハンスケーパイン」2009年ケンタウ。
「コーヒー オベーション」2000年デルイター。