古川公園をきれいにする会

2013/03/12

町田市の鶴川地区を流れる鶴見川は大規模な改修工事を経て現在の流域となっている。小田急線鶴川駅から玉川学園駅方面で線路が鶴見川を渡るあたりに、旧鶴見川の跡地がある。改修後一時的には地域の生活排水なども流れ込んでいたらしいが、現在は別途排水路を設け、上流に流れている水を堰き止め、鶴見川に直接流れこましている。 それでも低地のため雨季などには汚水がたまり、アオミドロが発生し悪臭がして虫も湧く。私自身も以前、犬の散歩でよく通ったことがあったが汚い印象があった。

町田市の公共下水道は10年ほど前までに、下水処理を「分流式下水道」として家庭などから流れ出た汚水と、雨水を分けて処理するようにしてから鶴見川は格段にきれいになり、小魚も増え野鳥も多く見かけるようになった。

鶴川駅も近く時折ここを通り最近きれいになったと思っていたが、2011年に発足した「古川公園をきれいにする会」のみなさんが、月一回清掃しているとのこと。
このたび「古川公園をきれいにする会」が水流をとりもどしたいと、市会議員を通して陳情することになった。ここは調整池としの位置付けられており「古川公園」の呼び名は金子勤著「鶴見川沿い歴史散歩」に紹介されたことから。

どうみても水流があることを前提とした作りになっており、時代は行政独自の判断による地域開発から、国有地といえども地域住民の意向に沿う開発、環境整備へと目的が変化してきておりこれまでのように無視し続ける訳にもいかないだろう。課題としては水質検査や大雨による増水の影響の調査などが考えられる。

数字番号は撮影場所

@現在の鶴見川本流。川鵜と小鷺

Aここから旧鶴見川跡地。上は小田急線が通っている

B環境が悪く不良少年が喫煙しているとのこと

C今は和光大学「かわ道楽」の活動に協力して水を貯めている

D管理している東京都南多摩東部建設事務所の係長に説明

和光大学「かわ道楽」。自然を大切に考える環境保全活動グループ。

Eここまで水が流れてきている。この付近は湧水が豊富なため渇水期の今でも水量がある。

左下の鶴見川へ流している

F左の土手で水がせき止められている

G枯山水という

ホトケドジョウが生息しているという

ホトケドジョウ(ほかのサイトから)絶滅危惧IB類という

H水があれば落ち着いた風情の場所となりそう。

I子供たちが喜びそうな場所