千葉県銚子市犬吠埼

2011/02/11 - 02/12

昨年10月末の郷土会のおり、茨城県神栖市(かみすし)に住む小学校・中学校同級のK田君をあることで訪ねようとの話があり、今回実現した。
これまで神栖市の名前はしらなかったが、2005年に神栖町と波崎町の合併で発足した。鹿嶋市に隣接する。
太平洋に面し夏涼しく冬温暖な気候であることからアウトドアスポーツを観光の中心に据えており、海水浴(波崎海水浴場は環境省の「快水浴場百選」に選定されている)、マリンスポーツからサッカーが盛んとのこと。オートキャンプ場の看板も見かけた。

民宿文治

ここの民宿は犬吠埼灯台の近くに位置し、1泊6,800円で新鮮な魚介類の料理が自慢。目の前に太平洋が見える。屏風ヶ浦も近い。
朝食を同じ部屋でとった際、お客は我々7人の他に、中年男性4人のグループと中国人と思われる若いカップル。

小規模の同級会となった。

K田君は現在も働いており、奥さまもおなじ秋田の隣町の出身。この民宿は奥さまが手土産を持ってきて予約してくれたとのこと。

おつくり

主人が丁寧に料理の説明をしてくれる。甘エビ、アオリイカ、金目鯛、ヒラメ、サヨリ、ビンチョウマグロ、カンパチなどの刺身。刺身ざらを乗せる台は回転する。他にも煮魚、焼き魚、桜鯛の酢の物、岩海苔、イカの塩から、天ぷら、蛤のお吸い物など。デザートはイチゴ。



犬吠埼

翌日、犬吠埼に立ち寄った。富士山のような高地や離島を除けば、日本国内で最も早い初日の出を拝むことができる場所として知られている。

 埼という字が最後に付く岬は珍しいので調べてみた。「埼という地名が土偏の成り立ちのごとく、草木が生えない荒れ地が突出している地形を表すからである。一方、岬、崎は山がそのまま海に迫り上がった地形を指し、石偏の碕は、石がゴロゴロとしている海岸が突き出た地形を表す、といわれている。他に土偏の埼が用いられる岬では和歌山県の日ノ御埼などがあり、山偏の岬に静岡県の石廊崎や城之崎がある。また石偏の碕が付く岬は島根県の日御碕が著名である。」

犬吠埼灯台。明治5年にイギリス人の設計・施行監督で建てられた。現在もGPSの誤差情報を提供するなど活躍しているとのこと。

この記念碑は、ユーラシア大陸の東端にある犬吠埼と西端にあたるポルトガル共和国のシントラ市にあるロカ岬(首都リスボン市の西方約30q)との姉妹岬と同国との友好関係を記念して、銚子市・銚子市観光協会・銚子電鉄・銚子ぽるとがる友好協会・市民有志によって造られたもので、1993年(平成5)9月12日に造立しました。この記念碑の高さは2mで、ポルトガル産の大理石「ローズオーロラ」を使用してあり、色はきれいなピンク色です。碑の表には嶋田隆元市長による「海終わり 陸始まる犬吠埼」の題字と銚子市のキャッチフレーズである「風と光と土と水 引き継ぐものは美しい」の文字が刻まれています。 (ポータルサイト「すきっちょ くるっちょ」より)

犬吠埼の名前の由来が義経伝説にあった。

嘉平屋は創業130年の老舗。練り製品で有名。市内のおみやげセンターで磯あげの詰め合わせを買った。カレー味などもあり、口当たりがよく、味が濃い。立ち寄った銚子市内を一望できる、ポートタワー近くの 水産ポートセンターにも店舗があった。

銚子で有名なのは他に銚子電鉄「ぬれ煎餅」。経営難の電鉄会社を救うため電鉄社員が考えたという。マスコミに取り上げられ一時は人気となった。種類があり土産に買ったのは「赤の濃い口味」。カツオダシの効いたヤマサ醤油がたっぷりしみ込んでいて、家族の評判は塩辛いといまいちだったが、口になれると案外おいしい。