大哺乳類展
上野国立科学博物館 2010/6/11 
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上野に出かける機会があり、早めに出て国立科学博物館に立ち寄った。特設展示として「大哺乳類展」が開催されており、最近来場者が30万人を超えたとのニュースがあった。

ハワイの実業家W・T・ヨシモト氏(1909~2004)が1997年に同館に寄贈した約400点の剥製「ヨシモトコレクション」の中で常設されいないものも今回展示されているとのこと。みごとな剥製は実物とは別のリアリテイを醸し出し、「我々も共に生きている」と訴えているようであった。

特設の「大哺乳類展」以外に、常設展示している「地球館」と「日本館」があり展示数も多く、自然科学に興味のあるひとは楽しめる。1930年に建てられた日本館はネオルネサンス様式の建物ということで歴史を感じさせ落ち着く。

2010年は国連が定めた「国際生物多様性年」にあたる。*「生物多様性」とは、進化の結果として“多様な生物(種レベル、遺伝子レベル、生態系レベル)”が空間的な広がりの中に存在しているというだけにとどまらず、生命の進化や絶滅という時間軸上のダイナミックな変化を包含する概念。