西伊豆と加山雄三ミュージアム


伊豆の堂ケ島にある「加山雄三ミュージアム」訪問。だいぶ前、初めて堂ケ島に行ったときもここに入館した。 堂ケ島の見どころは、洞窟めぐりの遊覧船と洋ランパークと加山雄三ミュージアム。 妻が若いころ加山雄三のファンでレコードなどを持っていた。私はどちらかというと石原裕次郎のほうが好みであったが、 「加山雄三ミュージアム」を訪れて、映画俳優のみならず、弾厚作名での作曲、絵画にも造詣が深いことからファンになった。今回は、絵画の入れ替えを定期的に行っているとのネット情報により、再訪問した。

加山雄三は1937年生まれ、父親は俳優の上原謙、母親は女優の小桜京子。小桜京子は岩倉具視の孫である。加山雄三は1960年23才で東宝からデビューしその後、主役の若大将シリーズは全17作を数えた。音楽でも活躍し、弾厚作の名前で作曲した「君といつまでも」(作詞:岩谷時子)は大ヒットした。最近のテレビ出演でも顔の色つやもよく益々円熟した大人の雰囲気を醸し出している。

当ミュージアムでは、加山雄三が特別に愛着を持っている「光進丸」という大型船に関するものから、懐かしい映画のカット、ポスター、レコードジャケットなどを展示しており、若かりしころの加山雄三と相手役の昔し憧れていた女優の映像がみられ、自分の青春時代を思い出させる。 絵画の展示室は撮影禁止となっていたが、59才から本格的に始めたという多数の絵画が展示されており、特に海を描いた絵が印象に残った。 シンデレラ城のモデルになったという、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)を描いた200号の大作は圧巻。2008年の作品も10数展展示されており、初期の作品と比べるとソフトな筆使いとの素人感想。                 

(2009/12/02)



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