美術館・博物館






箱根ラリック美術館(箱根仙石原)
2009/09/16

小田急線の電車で「箱根ラリック美術館」の美しい宝飾品の画像CMを何度か見かけており、是非訪れてみたいと思っていた。今月「大ラリック展」が各地のデパートで開かれるとの情報もきっかけとなり箱根に出かけた。 東名御殿場ICより乙女峠経由、仙石原交差点を右折するとすぐの場所に美術館はあった。

これまでもガレ、ドームなどとともにアール・ヌーヴォー期からアール・デコ期のラリック作品は他でも見たことがあったがここでのラリック作品の多さは群を抜いている。その数は230以上という。香水瓶から宝飾品や室内装飾にいたるまで数多くの作品が展示されている。美術館のライトの光を透過や反射させたガラス作品、宝飾品はさらに魅力的である。いまでは3Dとよばれそうな女性像や鳥、昆虫なども彫りこんだ作品は私などがみても大変に芸術性が高いものと思う。 他にラリックの娘スザンヌと孫娘ニコル・マリッチの陶器も展示されていた。

内部は撮影禁止なので作品などはこちらのサイト。 ラリック美術館のホーム・ページ

ルネ・ラリック Rene Lalique(1860−1945)
 ルネ・ラリックはフランス・シャンパーニュ地方で生まれ、自然豊かな環境で育ちました。父を早く亡くし、母から技術を身につけることをすすめられ、16歳で宝飾細工師に弟子入りします。弱冠20歳にして一流宝飾店からジュエリーデザインの依頼を受けるようになったラリックは、サラ・ベルナールら大女優の舞台アクセサリーを手がけるようになります。その後、香水商コティとの出会いによって、ガラス工芸へと転身。アール・ヌーヴォーからアール・デコへと流行が変わる中で、ラリックは両時代を代表する存在として活躍します。1925年のパリ現代装飾美術産業美術国際博覧会(通称アール・デコ博)では、会場のモニュメントとなる高さ15mのガラスの噴水「フランスの水源」を制作。また、オリエント急行や豪華客船ノルマンディー号などの室内装飾の分野にも進出し、その才能を発揮しました。


表面入口


入口にあったクラシックカー


入館すると右前方に赤と黒のクラシックカーが見えたのでラジエーターキャップだなと思った。


ラリックの作品


中庭のクラシックカー展示室ガラスにラリックの装飾について述べてある。ガラスに説明を刷り込んでいるのもcool。


芝生の緑が鮮やか


箱根仙石原の風が心地よい。


オープンテラスで本日お勧めのイタリア風ランチ(パン、サラダ、鳥の唐揚げとサーモンなど)を食べた。ランチ1,900円に追加300円でおかわり自由のコーヒーを注文した。コーヒーカップが空になる前にお変わりを注いでくれるので3杯も飲んだ。おかげで帰りの高速道路でも目がバッチリ。

ネットから画像を集めてみた。