第44回日本美術展覧会(日展)が、六本木の国立新美術館で開催されていた。 この日上野に用事があったので、早めに家を出て小田急線からの千代田線直結急行にて乃木坂駅で途中下車した。
昔、六本木に職場があった頃、乃木坂に東京大学生産技術研究所がありこの近くから地下鉄千代田線乃木坂駅経由で帰ったこともあった。東京大学生産技術研究所は駒場へ移転し跡地に、2007年に建設された美術館である。国立の美術館としては1977年(昭和52年)に開館した国立国際美術館以来、30年ぶりに新設された。延床面積は日本最大で、これまで最大とされていた大塚国際美術館の約1.5倍に及ぶ。若尾文子の夫としても有名な黒川紀章設計による。
地下鉄千代田線乃木坂駅6番出口から直結で、エスカレータでこの美術館に入れる。
この時期、日展と同時に国立新美術館開館5周年記念として「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」も開催されており、直前まで日展とどちらにしようか迷っていたが、会期終了が2日後に迫っていた日展にした。入口で当日入場券を買おうとしていたら、女性の2人連れが、「入場券が余っているのでどうぞ」とのことで、いただいた。
入館したら、腕にピンクのリボンを付けた人が写真を撮っていたので聞いたところ、入口で写真を撮る許可を得た目印という。戻って、住所・氏名・電話番号・使用目的を記入し、写真撮影の許可をもらった。土日は写真は撮れないらしい。
日本のトップクラスの美術家による作品は、どれも素晴らしく足を留めるが、さすがに圧倒的な作品数で疲れてくる。2フロアーにわたる洋画・日本画・工芸・彫刻を観たあと3階で書を観賞。
事前に写真を撮れるとは思ってなくて、カメラを持参しなかったが、手持ちのiphoneでの撮影となった。多くの観客の合間からの写真撮影は、難しい。iphoneの写真の利点はicloudで自宅のパソコンでもそのまま見れる。
建物も新しく、多くの休憩コーナー、図書館、カフェテリアやレストランもあり楽しめる。
千代田線乃木坂駅6番出口からエスカレータで美術館入口に直結。
洋画部門の特選が並ぶ。右「亜也」、中央「夜想」、左「母の調べ」
「September」
曽 剣雄「We ・ Asia」
「EARTH」
「視る」
「Alice du Jardin」
1階から2階へのエスカレーターから
2階日本画「Le mythe」
「Autum」
「希望の森」
「涼」
2階の洋画展示
「ある日」
工芸美術フロアー・漆作品
磁器
「明日への祈り」
彫刻
「カフェテラス」
3階は書のフロアー。文字が読めないものが多かったが、良いものであるとは解る。
篆刻(てんこく)
18時30分からクリスマスオペラコンサートがあり、練習していた。