東京協和会2010

「第26回東京協和会総会」 2010/10/30

私の生まれ故郷は現在の秋田県大仙市であるが、大仙市となったのは平成の合併後で、小学校ころは淀川村であった。その後、淀川村、荒川村、船岡村、峯吉川村の4村が合併して協和村となり、協和町となった。
後に、堺屋太一氏により団塊の世代といわれた我々は、中学校卒業とともに農家の跡継ぎ長男と高校進学者を除き、多くの同級生は所謂、「金の卵」といわれ就職列車で親元を離れ東京地区に集団就職した。また、高校、大学に進学したものも1960年後半から1970年の経済成長期に関東地区に移動した。

昨年、中学時代同級だった女性からの電話で、関東地区に居住する秋田県協和村(町)出身者で構成する「東京協和会」に出席の誘いがあり初めて参加した。この会は、25年前から継続していたことを知り、昨年は全体では137名の出席があった。懐かしい9名の同級生とも再開出来た。今年は6名と減少したが、年上の幼馴染の方々にも50年ぶりで逢えた。初対面であっても話してみるとどこかで共通の知人がいたりする。郷土会は同級会・同窓会でもあり懐かしい幼友達と再開できる機会となる。

10月30日は台風14号が東海地方に接近し、横殴りの雨風の中を麹町の会場に向かった。
郷土からは、副市長や、議員、農家の代表者が来賓として出席した。市政の立場からみてもふるさと納税や、ふるさと宅配便など、郷土との結びつきは存在している。ふるさと納税では大仙市は秋田県で最も多いという。
今年は春先の低温と、夏の猛暑の影響で秋田は大変な打撃を受けたことに加え、米あまりで値段が下がり厳しい経済状況であると来賓からの挨拶で聞かされると、昔とは違うとは思うが厳しい農業の現実を思いだす。

郷土会だけでなく、高校同窓会、会社囲碁倶楽部など、どれも高齢化が進み、我々より若い世代の参加が極端に少なくなり、あと10年もするとほとんど成り立たないような気がする。
NHK総合テレビで「無縁社会」という特集番組を放送しているが、現在は若い世代でも人との係わりを嫌う日本人が増えているとのことである。所詮、人は一人では生きていけないと思うが、後で気がついても遅い。

会長挨拶。「今後もより多くの人が会に参加するようお願いします。」

大仙市副市長挨拶

テーブルには「いぶりガッコ」の香ばしいニオイ。早くビールがのみたい。

宴たけなわ

戎・大黒の舞い。会長はカンパ依頼

同級生

同級生の郁夫と

民謡は定番・82才の女性は声に張りがある。♪吹けや 生保内東風(おぼねだし)....

郷土の先輩の民謡・三味線の引き手はセミプロ

万歳三唱で占め