インターネットNURO光

2025/07/21~2025/08/21、2026/03/20

概要

数ヶ月かけて、メインに使っているWindowsノートパソコンで、一時は削除していたOneDriveを本格的に採用することにし、メールアプリも新Outlookに切り替えた。これによりWindowsの主要ファイル(デスクトップなど)やメールコンテンツなどがマイクロソフトのクラウドに移された。そうなるとインターネットの性能アップが必要かなと時々思っていた。

代理店の名刺にあった代理店ロゴ

玄関のインターホンが鳴って、若い女性がインターネットのことで話があるという。名刺にNURO光正規代理販売店ロゴと代理店番号が書かれている。少し前にNURO光のチラシが郵便受けに入っていたがこれの勧誘であった。

NURO 光は、ソニーグループのソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する光回線サービスである。

So-net(ソネット)というブランド名は現在も継続して使用されており、これまでメールアドレス、マイページ、ログイン画面などでもよく見られるが、かつてその運営法人であった「So-net株式会社」は2016年に社名を変更しており、現在は「ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社」がすべての事業(NURO光、IoT、法人向け通信、AIなど)を統括している。NUROは、神経細胞のニューロン(Neuron)に由来するらしい。

統計によると自宅で契約しているインターネット回線の割合は光回線(FTTH) 65.7%、ケーブルテレビ回線(CATV) 14.2%、ホームルーター* 9.2%。(*ホームルーター:携帯電話のモバイル回線(4G/5G回線)を使って自宅でインターネットを利用できる装置)。(MMD研究所による2024年6月)

光回線の市場シェアではドコモ光 19.2%、SoftBank光 11.8%、NURO光 5.4%、BIGLOBE 光(KDDI系) 4.4%。(2023〜2024年時点)

我が家で現在使っているインターネットは J:COMのケーブルテレビ回線である。熟慮の末、これを解約してNUROに切り替えることにした。

最近になって J:COMのインターネット接続がとくに休日の午前中など朝から接続できないことや、途中で切れるようになったのも動機となった。

インターネットサービスプロバイダー(ISP)は、個々のサービスをセットにして割引くなど他社に乗り換えられない工夫をしており調べるのも面倒と思っていた。

以下、ChatGPTとの対話生成記事として述べる。

インターネットサービスプロバイダー(ISP)比較

ChatGPTでISPの比較してみた

サービス 提供元 回線種別 最大速度(下り) 月額料金(戸建て) 工事費 契約年数 違約金 対応エリア IPv6対応 スマホセット割 無線LANルーター 特徴
NURO光(2G) ソニー 光回線(FTTH) 2Gbps 約 5,200円 44,000円(実質無料) 3年 3,850円+工事費残債 △ 都市中心 ○(v6プラス) NUROモバイル(期間限定) 無料内蔵(ONU一体型) 速い・安い・エリア限定
ドコモ光(1G) NTTドコモ 光回線(FTTH) 1Gbps 約 5,720円 19,800円(無料あり) 2年 5,500円前後 ◎ 全国 ◎(標準) ahamo / ドコモスマホ割 要オプションまたは自前 安定・全国対応
auひかり(1G) KDDI 光回線(FTTH) 1Gbps 約 5,610円 41,250円(実質無料) 3年 4,730円 ○ 広範囲 ◎(標準) auスマートバリュー 無料レンタル 高品質・工事やや遅め
SoftBank光(1G) ソフトバンク 光回線(FTTH) 1Gbps 約 5,720円 26,400円(実質無料) 2年または3年 5,500円 ◎ 全国 ◎(標準) おうち割 光セット 無料レンタル 工事早く契約しやすい
J:COM NET(CATV) J:COM株式会社(KDDI系) CATV(同軸)
※一部光回線あり
320Mbps(CATV)
1Gbps(光エリア限定)
320M:5,258円
1G:6,074円
2,200円(キャンペーンで無料) 2年 3,300円 △ 一部地域(65局) △(CATVは非対応、光は対応) auスマートバリュー 無料レンタル(Wi-Fi付き) TV・電話・電力と一体型
エリア次第で手軽に開通

*工事費が実質無料というのは、3年契約36回払いの分割請求にして、別にマイナス金額が請求される。解約されにくくしている。

総評

*ChatGPTによる総評

条件 おすすめ回線
速度重視(2Gbps〜10Gbps) ★ NURO光
全国どこでも対応しやすい ★ ドコモ光 / SoftBank光
スマホがauなら ★ auひかり / J:COM(スマートバリュー対応)
初期費用を抑えたい ★ SoftBank光 / J:COM
TV・電話・ネットをまとめて使いたい ★ J:COM(セット割&サポート)
光回線が引けないエリア ★ J:COM(CATV網)
コスパ良く高速回線を使いたい ★ NURO光
開通まで早い方がいい ★ SoftBank光 / J:COM(設備済み物件)

インターネット契約 、J:COMからNURO光へ

我が家では10年以上前からJ:COMのインターネット、テレビ、電話そして電力もJ:COMと契約している。

J:COMインターネットは320Mコース。家内が頻繁にZOOMを使っていて他の部屋からWi-Fi接続していると電波状態が悪いのでメッシュWi-Fiを追加している。料金は固定電話+TV+NETのパック料金 : 9,228円/月, メッシュWi-Fi x 2台: 800円/月を支払っている。

また、メールアドレスのドメイン@jcom.home.ne.jpや@jcom.zaq.ne.jpは使えなくなる(J:COMサポートに確認) 。長年@jcom.home.ne.jpを使っていて数え切れないほどのサイトのサインアップに使用している。このメールアドレスに日に何十通もの偽メールが送られてくる。使っていないものも多くこの機会に棚卸しすることにした。

今回の提案では、インターネットのみをNURO光にすると5,200円/月という。ONU (光回線終端装置)のスピードは2GでWi-Fi6(IEEE 802.11ax)対応ソニー製。工事費44,000円分は3年契約で分割で割引されて補填され実質無料、他に3年契約で6ヶ月後に20,000円のキヤッシュバック。つまり簡単に他にキャリアに変えられないようになっている。

切り替えによる従来のJ:COMセット割引きがなくなるものがある。

オプション契約がついており最大2ケ月無料(開通翌月の2日に解約できる)。最初から断る事もできるが忘れずに解約するつもりなのでそのまま認めた。メッシュWi-Fiはこちらからの要求。メッシュWi-Fiは ソニー製ONU(例:NSD‑G1000T)を親機とし、子機としてNSD‑M1000の構成になる。

オプション名称月額コメント
つながるメッシュWi-Fi300円端末名:NSD-M1000 1 ~ 2Gbps(理論値) , NUROスマートライフが前提
NUROスマートライフ550円IoT,セコム駆けつけなど
NUROさくっとサポート550円
NURO光safe550円電話、チャットでのサポート
SEITON&HOZON1,078円宅配トランクルームサービスとスマートフォンやパソコンのデータを容量無制限で保存可能なクラウドストレージサービス

オプション契約を抱き合わせて最初の1ヶ月間は無料にして不要ならば解約手続きさせるのは他のビジネスでもよくある手法。解約を忘れてそのまま使用していないのに料金を支払い続けるのもよくあるケース。あるいは複雑で必要なのか否かはっきりしないため放置したままにしておくような場合もある。 実際,ネット検索すると身の覚えのないオプション契約で利用料金を長期間取られ、詐欺だと怒っているユーザーもいた。我が家を訪ねた代理店の女性はタイムテーブルを書いて解約時期について説明してくれた。一定期間無料で使わせ気に入ったら契約するというのがまともなビジネスと思うが、このような慣行がまかり通っているのは理解できない。

開通前の手続き

1日間をおいて再訪問してもらったNURO光正規代理店の女性から、詳しく説明を受け質疑応答し、工事日を決めてサインした。内部工事と25日後の外部工事の2度立会が必要。

その後、何通ものメールがソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社から届く。それぞれにリンクが何個も貼られていて、目を通したが面倒である。一般的には馴染みのない用語があって説明のリンクが貼られているがそのうち元へ戻れないことはよくある。

工事・開通・その後の処理はネットアプリ経由で行う。「NURO 光アプリ」をスマホにダウンロードする。「サインインのためにamazoncognito.comを使用し、アプリとWebサイトにあなたの情報を共有することを許可します。」と出る。Amazon Cognito(コグニート) は、Amazon Web Services (AWS) が提供するユーザー認証・ID管理サービス。一応断りがでるが拒否すると先に進めない。

アプリのIDとパスワードは後日「契約内容のご案内」のハガキが郵送され、その中に記述されていた。

代理店の説明の中で、70歳以上の契約者は70歳以下の保証人の同意が必要という。娘の電話を伝えた。70歳以上は信用できないらしい。保険やその他の契約でも高齢という理由で保証人を立てるなど聞いたことがない。😒ここでイラッとする。

最後に説明事項に関する確認・同意書にサインをした。最近の訪問販売の不当な勧誘に対する義務手続きであろう。

代理店とユーザーの確認書(代理店名は消してある)

相談窓口の電話。これを配布しなくてはならないほど代理店のクレームが多いようだ。


翌日、NURO光の代理店の別の担当者から保証人に電話し同意を確認したあと、こちらに電話があり、再び契約内容を説明され同意の確認を求められた。代理店が強制的に勧めていないか、本人の意思で契約しているかなど再度問われた。

しつこいのは数日してまた携帯に今度は、NURO光カスタマーセンターから電話があった。出られなかったのでコールバックしたが応答なし、翌日また電話が来てこちらも出られなかったのでコールバックしたが応答なし、翌日の電話でつながったがこちらも忙しかったので正確には覚えていないが、またしても契約の確認「本人が理解して同意しましたか」「代理店の担当者は現在契約しているインターネットプロバイダーについて悪く言いませんでしたか」のようなすでに確認・同意し署名していることをまた聞いてくるので、しつこいとクレームした。つまり代理店を信用していないのである。

これについてChatGPTとチャットすると、代理店は契約主体にはなり得ないので必ず本体(ソニーネットワークコミュニケーションズ)からの確認で契約が成り立つのだという。保険などとは違うらしい。後で確認の電話が来るとは聞いていたが、契約については代理店もソニーネットワークコミュニケーションズからも聞いていない。

今回の契約はNURO光(2ギガ)だが、説明書の中にNURO光Oneという契約が出てくる。月額300円割高になり、実質無料になる工事費が5,000円高くなる。特徴は「ソニー製Wi-Fi ルーターが必ず使える!NURO 光の新プラン」とのこと。これがなければソニー製Wi-Fiルーターが必ず使えないのか? と考える。ではソニー製と他社製との違いはなにか? ソニーブランドだから契約しようと思うユーザーも多いのではないか。資料にソニー製と書いてあったので自分だったら他社製のルーターの場合は取り替えてもらう。

他に「回線工事が通常2日のところ1日になる。」と「アプリで簡単に工事予約が可能」とある。工事が2日に分けて行われるのを1日にするのは当たり前でこれをメリットとしている。もう一つ言わせてもらえば「アプリで簡単に工事予約が可能」というのも当たり前であろう。消費者をバカにしているのかと思った。

NSD-G1000TS

実際に最初の工事の室内配線で接続されたのは 「SONY ONU一体型サービスルーター(NSD-G1000TS)」であった。2.4GHz/5GHzが使える。

移行スケジュール

J:COM ➡ NURO光の移行スケジュール

(✅ : 完了)
作業時期コメント
✅スマホ「NUROアプリ」導入・マイページ登録 「契約のご案内」ハガキ到着後uid , pw はハガキに記載。マイページはパソコン、スマホどちらからでも使用可
✅1回目工事 7月22日(火)宅内工事、ONU (光回線終端装置)一体型ルーター設置
✅2回目工事 8月17日(日)屋外工事、接続開始
✅接続・設定8月17日(日)「契約のご案内」ハガキのQRコードから
✅J:COMネット解約月末解約解約金の明細書を必ずもらう
✅不要なNUROネットオプションを外す開通翌月の2日マイページから
✅キャッシュバック利用開始から6ヶ月後にメールが届くマイページから手続き

2回目工事の屋外工事担当者がNTTと名乗った。調べてみるとNURO光はNTT光回線の予備の回線を借りて使っているようだ。工事が2回必要なのは業者が異なるため調整が面倒なためかと。

不要なオプションの解約は、代理店のガイドでは開通の翌月2日にとあったがNURO光のマイページから解約でき、解約通知メールも送られてきた。メッシュWi-Fiを追加オプション契約したが、開通後のテストで不要と判断し機器が送られて来る前に解約したかった。解約メールには入れ違いに機器が送られてきた場合は受取拒否で返却するようにと書かれていた。

J:COM解約料金「スマートお得プラン(TV+NET)」4,500円。他に機器の返却費用。👉J:COMに電話し、NETのみの解約を申請すると丁度キャンペーン中でプランの変更の解約料金はかからないとのこと、習志野に機器の返却をゆうパックで送り1,080円ですんだ。😊

インターネットスピード測定

インターネットの速度テストには各種あるが、Google インターネット速度テストが手軽に使える。

機器接続J:COM 320M NURO光 2G
Note PCwi-fi170 / 10779/ 699
Note PCmesh wi-fi 244 / 9.8-
DeskTop Macwi-fi162 / 7693 / 623
DeskTop MacEthernet cable249 / 10925 / 907
iPhonewi-fi92 / 10679 / 601
iPhonemesh wi-fi239 / 9.1-

2025/08/17 外部工事終了。直ぐに速度テストを行った。Note PCとDeskTop Macのwi-fi 速度が4倍になった。upは期待していなかったが30倍以上になった。YouTubeも含めて動画のupを頻繁に行うためupの速度は重視している。ケーブルテレビの320Mと光通信の2G契約の比較だから当然ではある。

自動車の燃費などと同様メーカー公表のスペックは実用とは大きく異なる。

他の構成要素としてNote PCのネットワークアダプターのスペックでは メーカーサイトによると"normally it ranges between 450 Mbps and 550 Mbps.”とある。

Hzとbpsの一般では聞き慣れない単位が出てくるが、Hz(周波数):2.4GHzや5GHzなどの帯域で、これは「道路の幅」にあたり、どのくらい広い道でデータを流せるかを示す。bps(通信速度):例えば600Mbpsや1.2Gbpsで、これは「その道路を1秒間に実際に走る車の数」にあたり、実際のデータの流量を表す。👉 つまり Hzは道路の規格(幅)、bpsはその道路を流れる車(データ)の量、と例えられる。

ChatGPTによるNURO光2G契約の標準的な実測値

接続方法 標準的な実測速度範囲
有線LAN(PC直結)400〜1500 Mbps
Wi-Fi 5GHz200〜600 Mbps(良好環境で 800Mbps 超)
Wi-Fi 2.4GHz0〜100 Mbps(良好環境で 150Mbps 程度)


ここで考慮すべきは、別室などからwi-fi 接続を使う場合の透過率。ちょうどよい周波数と透過率の図をChatGPTが提供してくれた。5GHzはwi-fiと同室の場合、2.4GHzは別の部屋での使用を勧めている。Hzが高いほど壁などを透過しにくくなる。

IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)は2.4GHz帯と5GHz帯のSSID(ネットワーク名)が2個表示される。
例) 🛜NSD1K-xxxx-a (5GHz) と 🛜NSD1K-xxx-g (2.4GHz)。必要に応じて設定する。

料金比較

NURO光契約前後の比較

契約サービス料金(月額・円)
J:COM(前)テレビ + ネット9,228(税別)
メッシュWi-Fi 2台800(税別)
J:COM(後)テレビ 4,500(税別)
NURO光ネット5,200(税込み)

*J:COMテレビ2台目、電話は(変更無いため)含まず。 NURO光のメッシュWi-Fiは、使ってみると接続に問題がなく、他の前提サービスが必要で割高になるので解約した。無料期間だったが事務手数料5,000円が徴収された。契約前に説明があった。

感想

移行が完了して、NURO光2Gの実測値は、十分満足できるものであった。


NURO光だけでなくISPサービスの代理店に関する評判がネットで悪いが、本来、認定した側と認定された代理店との間の問題である。それにもかかわらず、契約者に対して何度も同意を求めてくる。

認定のハードルを下げて契約数を増やそうとしても、結果的には悪い評判が広がるだけである。

通常、飛び込みの営業はすぐには契約せずに後でネットで検索して確認すると思うが、この訪ねて来たNURO光の正規代理店はソニーネットワークコミュニケーションズサイトの正規代理店一覧に掲載されてなく、代理店のサイトにもNURO光の正規代理店とは明示していない。名刺には代理店番号が乗っているがなにか事情があるようだ。一応、ソニーネットワークコミュニケーションズに確認するとたしかにNURO光の正規代理店だという。サイトに掲載されていないというと正規代理店ですと、面倒くさいような対応をされた。


👍ここまではNURO光のネガティブな情報を書いたがこちらの情報を述べておく。

J.D.パワー「2025年 固定インターネット回線サービス満足度調査(関東エリア)」のトップ5は次のようになっている。(*J.D.パワーは米国本社を含め国際的に200件以上の業界ベンチマーク調査を自主・独立で実施する非営利的な評価機関で、ランキング結果自体に依存性やバイアスが少ないとされている。)

J.D.パワー 2025年 固定インターネット回線サービス満足度調査(関東エリア)
順位サービス名総合満足度スコア特徴
1位NURO光617ポイント通信品質・費用項目で最高評価、9年連続首位
2位auひかり586ポイントNURO光に次ぐ2位(スコアは30点ほど差)
3位iTSCOM586ポイントauひかりと同スコアの2位タイ
4位フレッツ光(NTT東日本)—(詳細スコア未公表)全国の1位プロバイダーに選ばれる実績がある中堅サービス
5位SoftBank 光/ドコモ光他調査では関東圏で上位にランクインする人気サービス

代理店の評判が良くないが通信品質は高い評価を得ていることについてChatGPTは次のように例えている。
🚗 車そのものの性能は素晴らしいが、販売ディーラーの接客が悪い。
📱 スマホ本体は高性能だが、買った店の対応が雑。
つまり、「サービスそのものの品質」と「販売経路の体験」はまったく別軸の評価である、ということです。

クレームになるのは一部の販売店(代理店)であって、特に最近はネットで拡散し誇張される傾向にある。

せっかくのSONYブランドイメージを傷つけないでほしい。

SONY


補足 - SONYのG-PONとは

SONYのG-PONとは——NURO光が高速を実現できる理由

本記事では、ソニーネットワークコミュニケーションズ(NURO光)が採用する G-PON(Gigabit Passive Optical Network) を、仕組み・特長・他方式との違いの順にわかりやすく解説します。

1. G-PONの概要

G-PONは、局舎側から住宅地へ伸びる1本の光ファイバーを受動分岐装置(光スプリッタ)で複数宅に分配するアクセス方式です。 「Passive(受動)」という名の通り、分岐に電源を必要としない光学素子で実現します。

代表的な物理レートは 下り 2.488 Gbit/s、上り 1.244 Gbit/s(ベストエフォート)。 住宅向けでは一般的な共有型(PON)ですが、光の大容量を生かして安定した高速通信を提供できます。

2. NURO光でG-PONが選ばれた理由

3. 仕組みをもう少し詳しく

下り(OLT→宅内ONU)は放送型で、全加入者へ同一フレームを送り、ONU側が自分宛のデータだけを抽出します。 上り(ONU→OLT)時分割多重(TDM)で送信タイミングを割り当て、衝突を避けつつ効率良く帯域を共有します。

この制御により、複数宅が同時通信しても帯域を公平に配分でき、混雑時の効率が高まります。 ただし共有アクセスである以上、局所的な集中で速度が落ちる可能性はゼロではありません。

4. 他方式との比較

方式 下り(理論最大) 上り(理論最大) 主な特徴
GE-PON 1.25 Gbit/s 1.25 Gbit/s 日本の住宅向けで長く普及。1Gbps級サービスの土台。
G-PON 2.488 Gbit/s 1.244 Gbit/s NURO光の2Gbps級の基盤。より大きい伝送容量で混雑に強い。
XG-PON / XGS-PON 10 Gbit/s 10 Gbit/s(XGSは対称) 10Gクラスの上位プラン向け。将来拡張に有利。

5. 利用者視点のメリット

6. 注意点(現実的な前提)

まとめ

NURO光が採用するG-PONは、従来の1Gbps級より大きい物理帯域効率的な帯域配分により、 住宅向けでも高速・低遅延をねらえる方式です。さらにXGS-PONなど10Gbps級への拡張性も備え、 エンタメやテレワーク、クラウドが当たり前になった現在の使い方に適したアクセス基盤と言えます。

※数値は規格上の代表値です。提供プラン・機器仕様・エリア状況により構成や最大値は変わる場合があります。

補足2 - IPv6

今回のONUはIPv6対応になっている。日本では2024年のデータで50.56%がIPv6対応という。

接続がIPv6対応になっているかの確認方法

Google IPv6 テスト

IPv6テスト: 10点満点はIPv6接続性、安定性、およびDNS通信が正常に機能している最高評価

解説 : IPアドレスについて

1. IPv6とは何か?(なぜ必要なのか) インターネットに接続するすべての機器(パソコン、スマホ、ルーターなど)には、ネットワーク上の住所である「IPアドレス」が割り当てられる。 IPv4(従来の規格): 約43億個の住所(IPアドレス)を用意できる規格。しかし、世界中の人がスマートフォンやパソコン、家電などをインターネットに繋ぐようになった結果、「住所が足りなくなる」という問題(IPアドレス枯渇問題)が発生した。 IPv6(新しい規格): この枯渇問題を解決するために作られた次世代の規格。約340澗(かん:1兆の1兆倍のさらに10億倍)個という、事実上「無限」の住所を用意できるため、通信の混雑が起きにくくなる。 2. 現在はIPv4なのか? NURO光は、標準で「IPv4/IPv6デュアルスタック」という方式を採用している。これは、両方の規格を自動的に使い分ける非常に便利な仕組み。 IPv6に対応しているWebサイト(GoogleやYouTubeなど)を見る時:自動的に高速で混雑の少ないIPv6で通信する。 IPv6にまだ対応していないWebサイトを見る時:自動的に従来のIPv4で通信。 つまり、ユーザー側で「今はどちらを使うか」を意識して切り替える必要はなく、ルーターが裏側で最適な方を自動的に選んでくれている。そのため、「IPv4も使っているし、IPv6も使っている」というのが正確な状態。 3. IPv6のメリット 日本の光回線においてIPv6を利用する最大のメリットは、通信速度の安定化。 従来の通信方式(PPPoE)は、夜間や休日に利用者が集中すると「網終端装置」という場所で渋滞が起き、速度が遅くなる傾向があった。 IPv6を利用した新しい通信方式(IPoE)では、この渋滞ポイントを回避してインターネットに接続できるため、いつでもスムーズに通信しやすくなる(※NURO光は独自のネットワーク網を持っているため少し仕組みが異なるが、IPv6によって快適に通信できる点は同じ)。(*注)

「340澗(かん)」という数字、単位が大きすぎてパッとは想像がつかない。一、十、百、千、万、億、兆、京、垓(がい)、𥝱(じょ)、そしてその次が「穣(じょう)」、さらにその次が「溝(こう)」、そしてようやく「澗(かん)」となる。340澗とは340,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000だそうだ。

(*注)ご提示いただいた文章について、ネットワークの基礎知識をお持ちの方向けに、技術的な仕様と日本の光回線の特殊な構造(NTTのNGN網)という観点から詳細を解説します。 結論から申し上げますと、日本において「IPv6にすると速くなる」と言われる理由は、IPv6というプロトコル自体の優位性(ヘッダのシンプル化など)よりも、「IPv4(PPPoE方式)で経由しなければならないNTT局内のボトルネック設備を、IPv6(IPoE方式)のネットワークアーキテクチャであれば物理的・論理的に迂回できるから」です。 以下に技術的な詳細を分解して解説します。 1. 従来のPPPoE方式における「渋滞」の技術的背景 従来の「IPv4 PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)」接続が遅くなる原因は、NTT東西が構築している次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)のアーキテクチャに起因します。 網終端装置(NTE / BBRAS)の仕様: PPPoE接続では、ユーザーのルーターから送信されたパケットは、NTT局内にある「網終端装置(NTE:Network Termination Equipment、実態はBBRAS)」で終端され、そこから各ISP(プロバイダ)のネットワークへルーティングされます。 セッション管理とオーバーヘッド: PPPoEはダイヤルアップ時代の名残であり、ユーザーごとのログイン認証(セッション確立)とカプセル化(オーバーヘッド)が必要です。網終端装置はこれらを処理するため、非常に高い負荷がかかります。 構造的な帯域不足(増設ルールの問題): 網終端装置はNTTの設備ですが、増設基準が「トラフィック量(通信量)」ではなく「セッション数(利用者数)」に依存していました。近年、動画配信などで1ユーザーあたりのトラフィックが激増したにもかかわらず、セッション数が増えない限り設備が増強されないため、夜間にトラフィックがパンクし、パケットロスや深刻な遅延(数十〜数百msのPing悪化や速度低下)が発生するようになりました。 2. 新しいIPoE方式によるボトルネックの回避 「IPv6 IPoE(IP over Ethernet)」方式は、このNGN網におけるPPPoEの構造的欠陥をバイパスするために推進されました。 ネイティブなイーサネット通信: IPoEは、LAN内での通信と同じく、PPPカプセル化やユーザー認証(ID/パスワード)を行わず、MACアドレスや回線IDをベースにしたネイティブなIPルーティングを行います。 VNEルーターへの直接接続: 最大の違いはルーティングの経路です。IPoE方式では、パケットはNTTの網終端装置(NTE)を通らず、NGN網から「VNE(Virtual Network Enabler:IPoE接続事業者)」が設置した大容量の「ゲートウェイルーター(GWR)」へ直接流れ込みます。 広帯域なトラフィック処理: VNEのルーターは網終端装置のようなセッション管理のボトルネックがなく、100Gbpsクラスの広帯域でISPのバックボーンへ直結されているため、夜間のピークタイムでもパケットの詰まりが発生しません。 ※現在主流の「IPv4 over IPv6(MAP-EやDS-Liteなど)」技術は、IPv4の通信パケットをIPv6でカプセル化することで、従来のIPv4サイトへの通信もこのIPoE経路に乗せて高速化する仕組みです。 3. NURO光の仕組みが「少し異なる」理由 文章の後半にある「NURO光は独自のネットワーク網を持っているため少し仕組みが異なる」という点は、物理層・データリンク層のアプローチの違いを指しています。 ダークファイバーとGPONの採用: NURO光は、NTT東西のNGN網(フレッツ網)のルーティング設備を使用していません。NTTの敷設した光ファイバーの空き芯線(ダークファイバー)だけを借り受け、その両端に自社(ソニーネットワークコミュニケーションズ)の局舎設備(OLT)とユーザー宅のONUを設置しています。通信規格も一般的なフレッツ光(GE-PON、下り最大1Gbps)ではなく、国際標準の「GPON(下り最大2Gbps)」を採用しています。 網終端装置(NTE)が存在しない: 自社専用のネットワークであるため、そもそもフレッツ光で問題となっている「NTTの網終端装置(NTE)」という渋滞ポイントが存在しません。IPv4であっても、直接広帯域なSo-netのバックボーンへルーティングされます。 では、なぜNURO光でも「IPv6によって快適に通信できる点は同じ」なのか? NURO光は「IPv4/IPv6デュアルスタック」方式を標準採用しており、IPv4通信もIPv6通信もそれぞれ独立してネイティブにルーティングされます。 フレッツ網のような「PPPoEからIPoEへの劇的な速度改善」という文脈とは異なりますが、IPv6を利用することで以下の技術的メリットを享受できます。 NAT/NAPTのオーバーヘッド回避: IPv6対応サイト(Google, YouTube, Netflixなど)へのアクセス時は、ルーターでのグローバルIPとプライベートIPのアドレス変換(NAT処理)が不要になります。これによりルーターのCPU負荷が下がり、レイテンシの向上(Pingの安定化)やスループットの改善に寄与します。 エンドツーエンドの直接通信: 端末に直接グローバルIPv6アドレスが付与されるため、P2P通信を多用するオンラインゲームや一部のアプリケーションにおいて、より直接的でロスの少ない通信が可能になります。

IPv6 advantages for NURO光





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