日本の債務パラドックス

2026/02/01

概要

衆議院選挙を前に、野党が「消費税廃止」や「減税」を叫ぶだけでなく、与党までもが「食料品の税率を2年間ゼロにする」と言い出し、まさに減税合戦の様相を呈している。しかし、どの党もその減税によって失われる巨額の財源をどう穴埋めするかについては、具体性を欠き、無責任と言わざるを得ない。

現実には、防衛費のGDP比2%への増額、高校授業料の無償化、そして高齢化に伴う医療費の増大と、歳出圧力は高まる一方である。入るを量らず出ずるを制さないこの状況では、不足分は結局、国債(借金)に頼ることになる。

識者は何十年も前から「日本経済はいつか破綻する」と説き続けてきたが、未だその時は訪れていない。与野党揃って借金を重ねても平気な様子を見ていると、「もしかして、日本はこのまま破綻しないのではないか……」と考える人が出てくるのも無理はないのかもしれない。

以下、AI Geminiとの対話から。

日本の国債残高

国債残高

動画解説

Google AI geminiとのチャットをソースとしてGeminiのツールNotebookLMで動画を生成した。

~日本の債務パラドックス:あなたの財布を守る方法~

補足

日本は30年以上にわたり世界一の債権国(対外純資産残高1位)を維持してきたが、最新のデータ(2024年末時点の確定報)では順位が変動し、ドイツに抜かれて世界2位になった。

世界の対外純資産ランキング(2024年末時点)

順位国名金額(円換算)
1位ドイツ約 570兆円
2位日本約 533兆円
3位中国約 516兆円
4位香港約 320兆円

日本が保有する「対外資産」(海外にある資産)の総額は約1659兆円にのぼり、そこから海外からの借金(対外負債)を引いた「対外純資産」が約533兆円です。 具体的に「誰が」「何を」持っているかという内訳は、大きく以下の3つのグループに分けられます。(数値は2024年末時点の概算です) 1. 民間企業(事業会社など) 【保有額:約352兆円】※対外直接投資 ここが日本の「対外純資産」の稼ぎ頭であり、最も大きな実質的価値を持っています。 * 誰が: トヨタやソニーなどのメーカー、三菱商事などの商社、ソフトバンクグループなどの投資会社。 * 何を:海外の工場、現地法人、買収した外国企業など。 * 単なる「お金」ではなく、海外にある生産拠点や販売網そのものを指します。これを「対外直接投資」と呼びます。 2. 機関投資家・銀行・個人 保有額:約694兆円】 ※証券投資 金額としてはここが最大ですが、同時に外国人も日本の株や国債を大量に持っているため、差し引き(純額)では企業の実物投資より少なくなります。 誰が: * 機関投資家: 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、生命保険会社、銀行など。 * 個人: 投資信託(オルカンやS&P500など)を通じて間接的に保有、あるいは直接保有する個人投資家。 * 何を:外国の株式、外国の国債(米国債など)、社債など。 * 資産運用として海外の金融商品を持っています。 3. 日本政府(財務省・日銀) 【保有額:約194兆円】※外貨準備 * 誰が: 日本政府(実務は財務省と日銀)。 * 何を:米国債(アメリカの借金証書)が大半です。その他、各国の通貨や金(ゴールド)など。 * これは「外貨準備高」と呼ばれ、急激な円安などの際に為替介入を行うための軍資金として積み上げられているものです。 まとめ:日本は何を持っているのか? 「日本は金持ちだ」と言われますが、その中身は現金が山積みになっているわけではなく、主に以下の3つで構成されています。 1. 世界中に建てた日本企業の工場や支店(約350兆円) 2. 年金や保険料、個人の投資マネーで買った外国の株や債券(約700兆円) 3. 政府が為替安定のために持っている米国債など(約200兆円) 特に、企業の海外工場など(直接投資)は、外国からの借金(対内直接投資)が非常に少ないため、ここが日本の「純資産」のプラス幅を大きく支える柱となっています。

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