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ChatGPT 4 体験レポート⑤スライド画像を作らせる

2024/06/01


Dream Rose Garden



概要

毎日のように、辞書がわりのネット検索、プログラムコーディング、記事のサポートそして画像生成などでChatGPTを使っている。プログラミングや文章の手直しはほぼ完ぺきといえるほど有用である。検索で便利な点はこれまでのように検索した多数の結果から識別しなくてもまとめて答えてくれる点。しかしながら時々間違う。直感で正誤を判断する必要がある。

画像生成では、例えば一度生成された画像で「シャツの色を赤にして」とプロンプトしても、「赤に変更しました」、と答えるが全く変わっていないことがよくある。このような時は新しいチャットにして最初から赤いシャツと追加してプロンプトする。

指示する側も、なぜAIは間違ったのかを常に考えて学習することがコツと思っている。AIは人間よりも素直である。

今年も多くのばら園を訪ねた。なにか関連するストーリー性のあるスライドを作ろうと思い、簡単なプロンプトからストーリーを考えてもらい、それに対して画像を作らせてみた。



ChatGPTとの会話(Chat)

次の文章を脚色して。森に野イチゴ獲りにいった少女は道に迷い、古い洋館を見つけた。洋館の庭の扉は開いていた。庭には色とりどりの素晴らしいばらの花がたくさん咲いていた。ばらの世話をしている高齢の男性から声を掛けられ、ばらのこと、少女の日常のことなど話した。男性は、白いばらを紹介した。どこか親しみを感じるそのばらに強くひかれた。次第に空が明るくなって、少女は洋館を離れた。 少女はベッドで目を覚ました。窓の外に夢でみた白いばらが見えた。

野イチゴを探しに森へ出かけた一人の少女が、行く手を見失ってしまった。彼女が足を踏み入れたのは、密林に覆われた未知の小径。その道は彼女をひっそりと佇む古びた洋館へと導いた。洋館の庭の門は、まるで歓迎するかのように開かれており、中には息をのむほど美しいバラが咲き乱れていた。

庭でバラの手入れをしていたのは、白髪交じりの温かみのある笑顔を持つ老紳士だった。彼は少女に声をかけ、彼女の日常やバラの花について話し始めた。話の途中で、老紳士は特に美しい白いバラを少女に紹介した。そのバラは、どこか懐かしさを感じさせるようで、少女は強く惹かれた。

やがて、空が薄明るく染まり始め、少女は洋館を後にした。家に戻る道すがら、彼女はその出会いが夢だったのか現実だったのか、自分でもわからなくなっていた。

翌朝、少女が目を覚ますと、ベッドから見える窓の外に、夢で見たその白いバラが咲いていた。その光景に、少女はただならぬ運命を感じつつ、窓辺に近づいていった。

この文章から12枚のスライドを作りたい。画像はアスペクト比16対9で。少女は西洋人で髪はブラウン、洋服は薄いブルー、バラは本数を多くしないで他の背の高い草花と共生している


Here's a proposed breakdown for your 12-slide story:

Would you like any changes to this sequence, or should I proceed with generating images for these descriptions?

12枚のSlideを作って

 

Slide 1: Introduction

Slide 2: The Lost Path

Slide 3: The Old Mansion

Slide 4: The Open Garden Gate

Slide 5:The Rose Garden

Slide 6: The Elderly Gardener

Slide 7: The Conversation Begins

Slide 8: The Special White Rose

Slide 9: Dawn Approaching

Slide 10: Leaving the Mansion

Slide 11: Awakening

Slide 12: The White Rose Outside



実例

動画編集アプリAviUtlでbgmを加えて作成したスライド


感想

連続性のあるストーリーのスライド作成はAIの苦手なところで、人間の顔や衣服などが他の画像と異なって生成されることがある。正確に衣服や人間の顔の特徴を文章で伝えることは難しい。AI側も弱点と認識していて最近は画像の一部をマスキングして修正させることが可能になった(*参1)。指示せずにAIに任せた人間の表情や、衣服のセンスなどの良さに感心することも多い。

生成画像を数秒間動かすアプリがあるが、少し動かすことにそれほど意味を感じない。

最後にAIに次の質問をしてみた

aiと人間の役割を考える時、次の文章はどう思うか。人間が比較的簡単なプロンプトだけで、AIにシナリオ化し具体的な画像生成を任せるやり方は、なにやら人間の創造力というか芸術性の発揮を放棄しているようで後ろめたさを感じないでもないが、そこは割り切って利用できるものは利用し新たな気づきを得るのも悪くはないとも思う。

この文章は、AIと人間の役割分担に関して非常に興味深い考察を提供しています。人間がAIに対して簡単なプロンプトで具体的な作業を任せることによる、創造力や芸術性の放棄についての懸念は、テクノロジーと創造活動の関係において重要なテーマです。

AIを利用することで、確かにある程度の創造的なプロセスが自動化され、それが人間の直接的な創作活動からの距離を生むかもしれません。しかし、このようなツールの使用が創造性そのものを削ぐわけではなく、新たな形での創造性を促す可能性もあります。AIによる作業の結果から人間が新たなアイデアや発見を得ることができる場合、それは創造的なプロセスの一部として非常に価値のあることです。

また、AIを活用することで、人間は時間や労力を節約し、より複雑で創造的な問題解決に集中できるようになります。したがって、AIとの協働は、創造性を放棄するのではなく、むしろそれを異なるレベルまたは異なる形で拡張する手段と考えることができます。このバランスを見極めることが、AIと人間の協働における重要な課題の一つです。

*期待通りの回答だな.(^^;)...............

*参1 画像をマスキングして修正


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